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Lv上げを選んだ理由

「60本6セットで銅貨30枚、それと角ネズミの魔石1個で銅貨20枚です」


 一食が銅貨5枚前後、一泊素泊まりで銅貨20枚。冒険の準備費を考慮しなくても、うん、赤字だ。これでは宿屋のランクを下の中に変えなければならない。


 受付嬢のエルザさんから、銅貨50枚を受け取り、冒険者ギルドを出ると、寝起きのマカお嬢様が感想を聞いてきた。


「どうじゃった? 明日は、2階層まで行ってみるか?」

「いえ、1階層も入り口付近までの探索です。慣れるまで数日は、このままで行くつもりです」

「左様か。うん? おお! 見てみぃ! Lvが上がっとるぞ!」


□□□──────────────────────

・名前:マカ・アルジャーナ(人間・女性7歳)

・職業:巫女(Lv3/10)、スキルポイント:2

・体力:11(-10) ⇒ 13(-12) ・筋力:10(-9) ⇒ 11(-10)

    ・魔力:239(-239) ⇒ 248(-239) 

・習得:霊視Lv1、霊感Lv2、交霊Lv1、降霊Lv1

・状態:深刻な体力低下、軽微な目眩、軽微なスロー、

    軽微な病気

──────────────────────□□□


「確かに…上がっていますが、ステータスのマイナス分も増え、結局1か…いや、魔力が9ほど使える状態になってますね。しかも、流石! マカお嬢様です。いきなり9上がるとか、まさに神童ですよ!!」

「それよりも、スキルポイントが2もあるぞ! どうすれば良いのじゃ?」

「はい。まずは、既存のスキルLvの上限を上げるか、新規にスキルを取得するか、どちらかを選びます」

「ふむ。今回は、既存を上げてみようと思うのじゃが?」

「Lvを上げる場合は、既存のLvに1足した分のスキルポイントが必要となります。例えば、霊視をLv2にするのには、スキルポイントが2必要となります。ただし注意してくださいね。Lvを上げられるスキルは、スキルアップリストにあるスキルのみです。対象のスキルに才能や適合能力が無いとリストに出てきません」

「なるほど、何でもポイントを振れれば、誰も彼も凄腕剣士とかになれてしまうからの」

「その通りです。一般的には、Lv5前後までしか使い熟せないと言われています」

「スキルの説明を読む限りじゃと、Lv1程度ではまるで役に立たず、Lv2ぐらいからどうにか役に立つ感じなのかのぉ?」


【スキル】

 ・霊視Lv1:霊の存在を霧状に見れる

 ・霊感Lv2:霊のいる方角を何となく見つけられる

 ・交霊Lv1:霊の意識をこちらに向ける

 ・降霊Lv1:霊を呼びやすい状態にする


「剣士などのスキルと違って、巫女のスキルは、実戦で使うのは難しそうですね」

「ふむ。どのように変化するか、見てみるとするか」


【スキルアップリスト】

 ・霊視Lv2:霊の輪郭を見れる

 ・交霊Lv2:霊のこちらの意識を伝える

 ・降霊Lv2:霊を近くに呼び寄せる


「まずは霊の状態を確認するために、霊視Lv2じゃな」

「夜中に幽霊とか見て、夜泣きしないでくださいね」


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