第二章 異世界生活の始まり
第二章です。展開がゆっくりですが、読んでくださると嬉しいです。
レインは目を覚ますとそこは緑がきれいに揺れる森だった。
「ん。ここは、、、。そうか俺は神様に頼まれて異世界に。ここが国の近くにある森か。ふぅ~。さてまずどうしようか。先にすべきはレインとしての俺の情報か。ステータスがあるのは知っているがどうやってだすんだ?小説通りなら・・・。」
「ステータス!!」
《ポーン》
♦ステータス♦
名前:レイン・マリナス
種族:人族
年齢:21
性別:男
職業:
レベル:Ⅰ
体力:20
防御:20
魔力:0
知力:25
運力:10
§スキル
なし
§加護
ニーファの加護
§持ち物
神からの贈り物
「おぉ!!これがステータス!でもこれって低いのか高いのかわからんな。まあおいおい調べるか」
「さてじゃあ国を目指すか!!ってどっちにいけばいいんだ?」
《ポーン。地図を表示しますか?》
「・・・。ん?え?今の何?」
《私はニーファの加護の力の一つ。前の世界でいうAIシステムのナビです》
「ナビ・・。ん~じゃあ移動する前に加護の力を知っておきたいんだけど。」
《了解しました。加護を解析。表示します。》
§加護
・ニーファの加護⇒フルリブルートを管理する全能神の加護。能力の詳細。
Δナビゲーション
→この世界のあらゆる事柄を解析、表示できるシステム。AI搭載で会話が可能。
Δ完全鑑定
→あらゆるものを鑑定できる。鑑定の上位互換。
Δ完全隠蔽
→隠蔽したいと思ったものをなんでも隠蔽できる。ただし姿を消したりすることは不可能。
気配は消せる。隠蔽の上位互換。
Δレベルアップ速度上昇
→レベルの上昇が10倍
Δ能力アップ上昇
→能力のアップが1000倍
Δ完全魔力操作
→濃い魔力に飲まれることなく魔力を操作できる
Δスキルコピー
→他人のスキルを鑑定もしくは一度みればコピーできる
Δ完全言語理解
→同種族、他種族すべての言語を理解し会話や読み書きができる
Δ創造
→スキルや魔法を創造できる。
「・・・。んじゃこりゃぁぁぁぁぁああああ!!!」
「完璧なチートじゃねーかよ・・・。はぁ、考えるのはやめよう。ん?この神からの贈り物って何だ?」
《詳細を表示します。マスター》
§神からの贈り物
・全能神ニーファからの贈り物⇒内容の詳細。
Δ通貨
→金貨1000枚
Δ白虎の防具
→全能神により作成された神器。傷つくことも汚れることもない。身に付けていると体力・魔力が自動回復する。他にも透明化や防寒、防熱の機能もある。名前通り白い。
「・・・だめだめ。考えないようにだったっけ。よし!ナビ、国への地図を展開。案内してくれ。」
《了解です。マスター。地図を展開。こちらでナビゲーションします。道中、魔物が出現する恐れがあります。どうしますか?》
「なるほど。そういえば加護の能力に完全隠蔽があったな。魔物だろうがなんだろうが気配もなければみつからんだろ。ナビ、発動条件は?」
《心の中で唱えるだけで発動できます。オン・オフで切り替え可能です。マスター。》
「ほうほう。なるほど。では完全隠蔽を発動してと。よし、行くぞ。」
「そうだ、ナビ。国に着くまでにある程度魔法を使えるようになりたい。どうすれば習得できる?」
《要望を受託。現在存在する全魔法を解析。直接、マスターの脳内に転送すれば使用可能です。脳内に転送することで知識としてあらゆる場面で適切な魔法の使用ができます。施行しますか?》
「それはすごい。戦闘魔法系と隠密魔法系からやってくれ。そういえば魔法についての説明を頼む。」
《了解しました。施行開始、魔法についての説明を同時に行います。魔法とは体に宿る魔力を用いて無の場所から基本魔法や属性魔法、特殊魔法を発動します。》
「それぞれの説明を。」
《はい。マスター。まずは、基本魔法から。基本魔法は現時点で2種類存在します。》
「ん?現時点で、とは?」
《現在でも世界で魔法の開発は行われているため、将来増える可能性もあるということです。》
「なるほど。続きを頼む。」
《はい。マスター。まずは、一つ目。基本魔法第一・肉体強化魔法。名前通り魔法で肉体を強化する魔法です。しかし、肉体強化魔法にも2段階あります。この魔法だけでなく他の魔法にも段階が存在するものがあります。》
「2段階か、、、。どう変わるんだ?」
《はい、マスター。まずは第一段階、フィジカルアップ。これは、強化されても防御面のみの強化になります。そして第二段階、ブースト。これは、防御の強化に加え、スピードの強化、物理的な筋力の強化がされます。見た目は変わりませんが。》
「なるほどねー。もう一つは?」
《はい。もう一つは収納魔法です。これにも段階があります。第一段階、マジックバッグ。これは、収納できるものの大きさと量に制限があります。そして第二段階インフィニティスペース。これは収納したい物の大きさや量に制限がなく無限に収納可能です。また、空間の中は時間が停止されます。ちなみにこれは理論上の話で実際に使用できるものはいません。》
「なるほど。今、俺は使えるか?」
《魔力量が足りません。レベルを上げ、魔力量を上げる必要があります。》
「あ。ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!そうだ!レベル上げないといけないじゃん。そのためにはやはり魔物討伐が有効か。ならば完全隠蔽はやめるか。」
《マスター。完全隠蔽が解かれたため魔物が1匹近づいています。》
「レベル上げのために討伐する。ナビ、戦闘方法を教えてくれ。魔法で討伐したい。」
《了解しました、マスター。ここは森で火魔法だと二次災害が発生する恐れがあるため水魔法の使用を推奨します。先ほどマスターの脳内に全魔法を転送完了しました。》
「よし。魔物はそろそろ来るか?」
《はい。三時の方向。種族名、コボルト。》
「コボルト、、。小説に出てくる王道の魔物だな。よし、ん~、これで行くか。」
『水魔法第一・ウォーターショット』
ドズン!!
[ギャン!!]
《コボルトの死亡を確認しました。》
「よし!!初めての魔法だったが中々いけるな!」
《マスター。ステータスの上昇を確認しました。》
「よし。ステータス!!」
《ポーン》
♦ステータス♦
名前:レイン・マリナス
種族:人族
年齢:21
性別:男
職業:
レベル:10⇧
体力:150⇧
防御:120⇧
魔力:200⇧
知力:50⇧
運力:10⇧
§スキル
なし
§加護
ニーファの加護
§持ち物
神からの贈り物
§使用可能魔法
Δ水魔法
「おぉぉぉぉ!いっきにレベルが10になった!・・・でもこの世界の平均が分からないな。ナビ、この世界の冒険者の平均ステータスを教えてくれ。」
《了解しました。表示します。》
♦ステータス♦
名前:
種族:人族
年齢:
性別:男
職業:剣士
レベル:20
体力:54
防御:52
魔力:20
知力:63
運力:10
「え?あれ?レベルが俺より10高いのにステが俺より低い。なぜだ?」
《加護が作用しています。魔力量が大きく増幅しましたので》
読んでくださりありがとうございます。次回もよろしくお願いします。