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第一章 転移

初めまして、kouです。処女作になります。テンプレ要素が多いですが読んでいただけると幸いです。

俺は神崎 凛斗。どこにでもいる大学生。少し俺の過去を話そう。俺は、小学生のころからクラスメイトに嫌われそれ以降も会う人の多くに嫌われていた。中学2年生の時の体育祭。足が遅い俺はなぜかクラス対抗リレーの選手に決められた。当日、抜かせないまでも後方の選手に抜かされないようにしようと一生懸命走った。クラスに戻った時、わざと笑いながら走っていたと皆から言われた。そんなつもりはなかったのに。以降、中学生活は学年が変わっても嫌われたまま。まあ、自分の性格が別にいいわけではないからそのせいもあるんだろうけど。高校に入り、やり直せると思った。高校1年のとき同じクラスに彼女ができた。初めてで中々積極的になれずそのうち振られた。これは自分が悪いと思う。それからそのクラス内でクズ扱い。二年になり新しい彼女ができた。うまくいっていたと思っていたが浮気されていた。知ったときは怒れたが冷静になると浮気されるほうが悪いと思った。女子と付き合うということが怖くなった。大学に入っても誰とも仲良くすることなく過ごしていた。唯一の楽しみは異世界ものの小説を読むこと。


「はあー、俺も異世界に行って気楽にすごしたい。」


その日の講義が終わり家について少し休憩しようと横なった。いつもはそこまで眠くはないのだがなぜかこの日は非常に眠く、数分で眠りについた。


「、、お、、ろ。、、、きろ。起きろ。」


「痛っ!!」


夢の中で何かが俺に呼びかける。目を覚ますと上は青く、下は白い場所にいた。

そう、雲の上である。今、凛斗は雲に乗っているのである。


「起きたかの、凛斗よ」


凛斗は何が起きているのかわからなかった。ただ話しかけてきた老人を見つめている。


「何をぼーっとしておるのじゃ。、、ふむ、状況がつかめておらんようじゃのぉ」


『え、、なんだここは。どこだ?ってか誰だよこのじいさんは』


「じいさんとは失礼じゃな。まあ見た目は老けているがの」


「なっ!俺の心を読んだのか!」


「おーおー、読めるぞい!神じゃからの。」


「神?そんな存在が現実に?いや、、まてよ。俺はさっき大学から帰って、休憩しようとベッドで・・・」


「そうだ!!俺は寝たんだった!だとするとこれは、、ははっ!夢かよ。」


「ちがうぞい!現実じゃ!もし夢ならば先の痛みをどう説明するのじゃ?」


「っ!!」


「おぬしには信じられんだろうが寝ているうちにここへ体ごと転送した。」


「転送、、、。じゃあ本当なのか、、。」


「お主に頼みがあるのじゃ。ある世界に行ってほしい。この世界ではない異なる世界じゃ」


「ほかの、、、世界、、、。」


「そうじゃ。その世界にはお主が読むファンタジー小説に似た世界じゃ」


「何で俺がそこへ?」


「その世界は人間や獣人、魔物が住む世界じゃ。その世界には冒険者と呼ばれる職業が存在する。冒険者が魔物を倒し倒された魔物からでるあるエネルギーがその世界を維持する糧となっているのじゃ。」


「魔物はただの害獣じゃないってこと?」


「その通りじゃ。その世界を維持していくためには無限に増殖する魔物を倒していくことが必要なんじゃ。」


「無限に増殖って、、、。それだとその世界は魔物に埋め尽くされるんじゃないの?」


「確かに。だがそこにはある法則が存在する。それは、その世界の全ての魔物が一定より増えることはないというものじゃ。無限に増殖するのに一定数より増えないことに矛盾を感じると思うが、そこでわしら神の出番じゃ。わしらが一定の数になるように設定していることでその法則が成り立っている。」


「じゃあ問題ないんじゃないの?」


「うまく討伐・増殖を繰り返していればな。今、その世界の冒険者は弱体化してしまっている。ちょこちょこその世界の者に加護を与えてはいるがそれには限界がある。しかもその世界の者に加護を与えてもいうほど強くなれんのじゃ」


「そこでほかの世界の人間である俺の出番ってこと?」


「その通りじゃ。ほかの世界の者に加護を与え転移してもらうことでなぜか大幅に強くなるんじゃ。とは言っても人選を間違えれば逆に世界のバランスが崩れてしまう。しかしお主はある基準に適合した。だからお主を選んだのじゃ。」


「ある基準?」


「そうじゃ。まず一つ目に犯罪歴がないこと。また、そのような考えを持っていないこと。二つ目に冷静であること。三つ目にわしの力に適合してること。四つ目に、、、人間関係に絶望し、ある特定の異性を愛さない者じゃ。この世界は過酷じゃ誰に対しても非情になれるものが必要なんじゃ。頼めないかのぅ?」


『俺は、、。確かに過去に二度と特定の人を愛さないと誓った。それに今いる世界にいても俺が必要とされることはないだろう。なら、、他の世界で一人でゆっくり、優雅に暮らしてい行くほうがいいかもしれない。ここで俺が消えても、だれも関知しないだろうし。』


「わかった。その世界に行こう。、、、、でもその世界俺は生きていけるのか?今いる世界とは環境が違うんだろう?」


「行ってくれるのか!!すまないのぅ。感謝するぞい。」


「うむ。確かにその世界はここと仕組みが違う。科学は発展せず代わりに魔法がある。」


「ってことはじいさんからもらえる加護で補えるってことか?」


「その通りじゃ!!さっそく準備をしたいのじゃが今からでも大丈夫かの?」


「あぁ。特に未練はないしな。」


「そうか。じゃあ準備に移ろうかのう。まずこれから行く世界はフルリブルートという世界じゃ。フルリブルートではすべての生物にステータスというものが存在する。こんな感じじゃ。」

♦ステータス♦

名前:???

種族:???

年齢:???

性別:???

職業:???

レベル:???

体力:???

防御:???

魔力:???

知力:???

運力:???

§スキル

???

§加護

???

「といった感じじゃ。」


「おぉ~!これがステータスかぁ~」


「魔法を覚えると覚えた魔法の属性と使える魔法の種類も表示されるぞい」


「なるほど。じゃあ俺のステータス早く作ってくれよ!!!」


「わかったわかった!そう急ぐな。それでは加護を入れて、こうしてこうして、ここもやって。後は困らないようにこのスキルもいれておこう。そうじゃ、お主向こうの世界でも同じ名前を使うかの?」


「ん~できるなら変えたいなぁ。怪しまれたくないし。」


「ふむ。してどんな名前がいいんじゃ」


「むこうの名前ってどんな感じなの?」


「そうじゃな。例えばわしが加護を与えたやつはマリン・オルティーナという名前だったな。だいたいこれとそう大差ない名前じゃな。お主の世界のアメリカ人に似ておるといえばわかるかの」


「なるほど。じゃあ。レイン・マリナス。これがいい。」


「よしよし。ふむふむ、できたぞい!!」


「見せて!!」


「ふぉっふぉっふぉ!それは転移してからのお楽しみじゃ!」


「ちぇっ。けちなじいさんだな」


「なっ!!けちとはなんじゃけちとは!、、、。まあよい。では転移に移るぞ!転移先は人族の国の近くの森じゃ!向こうで困らないよう少しお金を与えるからの。それじゃあ世界を頼んだぞい。教会に行けばわしとコンタクトとれるから何かあれば行くとよいぞ。」


「頼まれたぞ、じいさん!よし!!じゃあやってくれ!」


「ふむ頑張るのじゃぞ。では一度さらばじゃ」


凛斗ことレインは眠るかのように白い光に包まれていった。


お読みいただきありがとうございます。次回の投稿も読んでいただけると嬉しいです。誤字・脱字や日本語がおかしいところがありましたら指摘していただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

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