盗賊③
電車&バス
亮は思う。
お腹が空いたし、喉も渇いた。ドラゴンフルーツがあるが、勿体無い。水は無い。あーあ、水系の魔法が使えたらなー。
3…2…
《スキル 水球操作 を獲得しました。》
ちょっと⁉︎そこは空気を読んでください!
《無理です。》
あ、はい。分かりました。(逆らえないいぃぃいい!)
水は確保できた。だが、飲むための容器がない。
《スキル 加工者を獲得しました。称号 加工師 を獲得しました。》
これは予想外だ。てっきり 創作者 かと思った。
《創作者 は全ての創作スキルを手に入れる事でそのスキルを統合し、完成します。》
へー。まだ程遠いな。
俺は、振り返ってマナツに言う。
「今から腹ごしらえをする。そこら辺のMonsterの肉を後で取ってくるから。水でも飲んどけ。」
「水って言ったって近くに湖があるわけでもないぞ?」
「これを見てもそう言えるか?」
そこで俺は 水球操作 を発動させる。
指先にできる。ゴルフボールくらいの大きさの水球。
「ほら。こんな感じで俺は水を出せる。」
「無…無詠唱…」
ん?マナツの驚くポイントが違う。なんでだろう?
《この世界で、魔法を無詠唱で使えるのは数名。しかも大人です。子供に見えるマスターが無詠唱で魔法を使うなんて思ってもいなかったのでしょう。》
なるほど。
「だが、どうやって飲むんだ?容器があるわけないだろう?」
あー。それな?
木を切って、加工すればいいだけだし。
木を切るためには斧が必要だな。
よし、斧作ろう。
せーの!
「武器創作!」
やっぱダサい…
そして、できた斧は…
名前 斧・滅
効果 木材カッター
自動回復
名前⁉︎名前がおかしい。まぁいいか。
♩
まず、適当な木を見つけます。そしたら、斧を構えて、木をぶっ叩きます。するとズドーン!という音が聞こえます。あら不思議、木が倒れているではありませんか!
木材カッター強すぎ…武器として使用できるな。
後ろを見ると
マナツ絶句(気絶しかけ)
やりすぎたな
「お前…自分で武器を作れるのか?」
「ん?そこまで珍しい話じゃないだろ?鍛冶師はいるんだろう?」
「確かに鍛冶師はいるが、持っているのは 加工者 であってそのまま武器を作るやつは初めて見たぞ?」
衝撃の事実!
「まぁ俺は武器を作れるんだ。それが事実だ。」
(本当は『創る』だけどね。)
じゃあ切った木を加工して…はいコップの完成!
そして、この中に 水球操作 で水を入れる!
飲む!美味い!飲む!美味い!飲む!美味…
「おい!俺を忘れるな!」
マナツのことを忘れていた。
「ほら、お前の分の水だ。」
ゴクゴク…
「美味い!なんだこの美味さは!」
「知らんがなんか美味い」
次は食料だ。オークかなんかがいればいい。美味いっていう設定が多いからな。ファンタジーでは。
探索中…
森の中、草ばかり。
面白い戦闘がない。
ゴブリンは剣で瞬殺。ゴブリン・メイジは、炎弾で瞬殺。死体回収。オークがいない。
しょうがない。ドラゴンフルーツが3つ残っている。そのうちの2つを食べることにしよう。
「ほら、これでも食べろ。」
「これって…」
「あぁ、ドラゴンフルーツだ。」
「ド…ドラゴンフルーツ⁉︎」
何回驚いてるんだ?こいつは。
「ドラゴンフルーツを食えるなんて…夢だったんだ!美味いものを食べるのが!俺はあんたに感動したよ!」
「じゃあ貸し1だ。」
「あぁ、もうなんでもしてやりたいよ!。」
「よし。アジトに行く。」
食事を終わらせ、アジトに向かうのだった。
長い。
初のMonsterとの戦闘シーンが大幅カット。文句言われそうで怖い。
ゴブリン=ゴブリン(説明不要)
ゴブリン・メイジ=ゴブリンの魔法使いい




