貴族
第2章で第3章をちらつかせる。
朝、起きた。いや、正確には起こされた。下の方で何やらトラブルがあったらしく、カリーナさんが俺を呼んだのだ。
階段から下を見ると、一人の男の周りにメイドがいる。メイド⁉︎そんなのいるのか?今、気にするべきはそこではない。問題はその男の周りに情狭が倒れていることだ。
話を繋げると、貴族の男がやってきた。そいつはカナイに会わせろと言っている。その態度が気に食わず、情狭が戦いを挑んだがあっさり負けたらしい。
何の用だろう?俺は何もした覚えはないけどな?
「おい!そこの者!」
声をかけられる。
「お前がカナイか?」
「あぁ、そうだが?」
「話がある!降りてこい。あと口調が悪い!私は寛大だから許したが他の貴族だったらお前は殺されていたぞ?これからは私のことを『ナターバ様』と呼びなさい!」
こいつ何言ってんだ?
「要件とは?」
「ふむ…。お前が持っているそのマント…。俺に寄越せ。」
マジでこいつ何言っているんだ?
「寄越せと言っているだろう!」
あぁ、よくあるパターンだ。権力を裏になんでもする系のクズ貴族だ。
「断る。」
「はぁ?そんなことをしたらどうなるのかわかっているんだろうな!横にいるこいつらみたいになるんだよ!」
そう言って情狭たちを見る。
「覚悟はできたな?行くぞ!」
至近距離で攻撃を仕掛けてくる。相手の持っているのは短剣。効果は自動回復。厄介だな。
まずは、かわさなければ。
相手は勢いをつけて壁にぶつかる。
「ぐふぅ。この私をバカにしたなぁ!」
いや、あんたが勝手にぶつかっただけだよ!
「今だ!行け!」
その瞬間後ろにいたメイドが動く。
メイドを忘れていた。まずい。
短剣が10本ほど飛んでくる。
10本なんか楽勝で防げる。
【収納】とマントの【簡易収納】で短剣を収める。
メイドが唖然としている間に近づき、首筋を…。
メイドは駆除(気絶)した。
あとは、このナターバとか言うクズ貴族だけだ。
壁にぶつかったことによって、動けなくなっている。なぜなら、耐性を一つも持っていなかったから。
「俺を殺したら!親父が黙ってねーぞ!」
はいはい。お決まりお決まり。
「殺しはしないさ。ただ…。」
ニコッとする。
「恐怖を植え付けるだけさ」
その後、宿からものすごい叫び声がして後から放心状態のナターバが出てきたらしい。
リーファー討伐させなきゃ




