報酬と依頼
ギルドマスターは何かに対して俺を疑っている。何かはわからないが、対応を考えておこう。
「なぁ、お前が異常種を作ったってことはないか?」
はあ?何言ってんだこのおっちゃ…もといギルドマスターは。
「そんなわけないでしょ!」
「はは…だよな。自分で作り出したものをこんなに倒せるわけないもんな。」
近くにある異常種の山を見る。
「それで買取額だが、ゴブリン・メイジは一体で銀貨5枚。オーク・タフマンは一体で銀貨7枚。オーガ・パワードは一体で銀貨9枚だ。つまり合計すると、銀貨65枚だな。」
稼ぎとしては十分だ。これで余裕を持って、宿に泊まれる。
「あぁ、それと指名依頼分の銀貨500枚だな。」
は?指名依頼受けただけで銀貨がそんなにもらえるのか?
[指名依頼を受ければ高収入]と心のメモに書いておく。
これで稼ぎは銀貨565枚。前の討伐と合わせると570枚だ。
一気に億万長者になったような感じがする。
「あぁ、これで要件は終わりですか?」
ギルドマスターに聞く。
「あぁ、ないよ。後はこの街を楽しんでくれ!」
ギルドマスターとの会談(?)が終わり、宿に行く。紹介された「旅人の骨休め」だ。
「こんにちは。止めて欲しいのだけれど?」
「あれ?昨日の坊ちゃんじゃない。お金はあるの?うちの宿は、3食付きで一日銀貨2枚よ。」
昨日か。昨日は確かに金がなかったが、
「ちゃんと金はあるぞ。まぁ、一週間分の金を払うからそれでよろしくな。」
その人、カリーナの前に銀貨14枚を置きカナイは言う。
「部屋を案内してくれ。」
「こちらです。」
ベットにタンスがある部屋。
「なぁ、タンスがない部屋ってあるか?」
カナイには、【収納】があるのだ。
「ありますけど、その部屋の場合一日銀貨1枚になりますので7枚お返しとなります。」
問答無用。
「そこでよろしく!」
カナイはタンスのない部屋に泊まるのだった。
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「おい、異常種の数が急激に減ってるぞ!」
「ふふふふ。全てはあの方の計画通りに進んでいますね。」
この事件の黒幕である二人は笑い合う。計画が順調に進めば「あの方」から褒美がでる。計画が無事に終了すれば部下になり、永遠に働くこともできる。
お金は増える。
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次の日。
カナイはギルドに行く。
面白い依頼を探すために。
カウンターに行き、依頼ボードを見る。
その中で一番目立っている依頼が、
[DランクMonster リーファーの討伐。]
リーファーは草属性Monster。Eランクパーティーが挑んだとしても簡単に勝てるはずのMonsterなのだ。
なのに、依頼失敗回数が2回になっている。
その依頼について、カウンターのリンさんに聞く。
「あの依頼受けたいんだけど?」
リンさんはやれやれという顔で、
「カナイ君なら食いつくと思いましたよ。あの依頼はEランクパーティーが挑んで2回とも失敗しているんです。それほどまでにリーファーが強いわけがない。つまりそのリーファーは…」
「異常種ってわけか。」
「当たりです。リーファーは異常種。オーガ・パワードとは比較にならないと思いますよ?」
だからこそ面白い。
「その依頼受けるよ。」
「マジですか…。」
「マジです!」
こうしてリーファー討伐を受けることになったのだった。
リーファーはオリジナルのMonsterです。多分。




