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幻想国家郷  作者: ぐっち
53/62

第51話 共闘6

戦闘要素あります

 植民地海兵隊が家を出発してから約10分が経過した、植民地海兵隊は街の人からの目線を集めていた、これには植民地海兵隊も周りを警戒しながら先に進んでいった

 しかし、地下都市だから当たり前の如く周り暗かった、灯りなどあまりないのだ、あるとすればランプが点々とあるだけだった、その雰囲気はまさに不気味の一言に限る

 

海兵1「不気味だな」

 

海兵2「いいか、辺りを気をつけろ、いつ襲われるか分からないからな」

 

海兵3「脇道や窓を見とけよ、どこに敵が居るか分からないからな」

 

 やはり海兵の周りは薄暗く不気味で誰かに見張られているような気配と殺意に襲われいた

 しかし、鬼はこの恐怖に包まれた状況でも、お酒飲んで上機嫌になっていた、しまいには大声歌い出した

 

鬼1「俺達は~最強の~鬼族だぁ~」

 

鬼2「どっからでも掛かってこいよ、俺達はいつでも相手になるぜ」

 

勇義「ここの連中は暗いのばかりだなもっと明るくいこうぜ」

 

 鬼達は街の住人に対して挑発的な態度をとっていた、鬼達はきっとこの場を和まそうしているのだろう、そして、暗い街の人にも明るくなって貰いたいのだろう、そのせいか緊張で暗かった海兵達もその緊張の顔が緩んで笑っていた

 

ダッ

 

 鬼達は急に何かを察したような顔をした、すると、その鬼達に向かって一つの人影が近づいてきた、その人影からは何か異様な感覚を感じた、その感覚に気付いた鬼達は酔っ払い気分なら一気に殺気立つ臨戦態勢になった、勇義ももちろん臨戦態勢になっている、それもとてつもない形相でその人影を見ていた

 

タッタッタッビュン

 

 人影は凄い勢いで走ってきて2mくらい跳び上がった

 

ドゴーン

 

 勇義はタイミングよくその人影をぶん殴った、その衝撃は凄まじく周辺の空気が揺れた

 人影は吹っ飛んでビルの壁に当たった、ビルの壁は蜘蛛の巣状に割れた

 人影はゆっくりと地面に落ちてぐったりと地面に突っ伏した


海兵2「ゆ、勇義さん、あれは一体?」

 

勇義「あたしも人みたいだけど人間じゃない、あれほどの攻撃を食らって五体満足にあるのがおかしい」

 

海兵2「もしかして戦車をワンパンしたくらいの攻撃を食らわしたんですか」

 

勇義「ああ、それでバラバラにならないってことは人間じゃない」

 

 すると、人影はフラフラとしながらもゆっくりと立ち上がった

 

人影「お、鬼め、ここで皆殺しにしてやる」

 

 人影は着ていたコートを脱いで捨てた、その姿は筋肉質な体、皮膚は蛇の鱗のように覆われていた、顔はトカゲによく似ていた

 

勇義「リザードンか」

 

 リザードン、元は別の大陸にいたリザードン達だったが、増えすぎた人口は元いた大陸から離れて別の大陸へと移住していった

 そこでリザードン達は農業を始めせっせと国作りを始めた、彼らの繁殖スピードは早く、最初の10匹程度だったリザードンはあっという間に1万匹にまで増大していった

 それを危惧した、他国はリザードンを追い払おうとリザードンの国に戦争を仕掛けた

 これは鬼達も例外ではなく、鬼達はこの入植者達を己の拳で殺しまくった、しかし、リザードンも鬼の攻撃に抵抗した、魔術などを利用して肉体を強化して鬼達に対抗した

 結果はリザードンは大陸のあちこちに離散した、リザードン達は独自に隠れて村などを作って生活をするようになったのだというが、真相はよく分かっていない

 

リザードン「鬼め、ここで殺してやる!ここが貴様達の墓場だ!」

 

勇義「ふふ、お前らトカゲ共が魔術を被っただけでのやろうにあたしが負けるわけないだろう」

 

ドカーン

 

 勇義が一気に詰め寄ってチョップした、その勢いでリザードンは地面をバウンドした

 その衝撃で地面は網目状に割れてしまった

 

 すると、地面が揺れ始めた、その揺れは徐々に大きくなってきた、この揺れを地震だとすぐに分かった海兵や鬼達は伏せ始めた

 

 この地震に地下都市の住人達は勢いよく建物から飛び出した

 

鬼2「勇義は相変わらずの馬鹿力だな、お陰で地面が動いてるよ」

 

 鬼達は勇義の攻撃をリザードンに浴びせたら地震が起こったみたくなったので、それについては勇義も一緒に鬼達と笑い合っていた

 

 海兵は鬼達のやりとりを見ていて、冗談じゃないと思いながらも周辺を警戒していた

 

ドドドドドドド

 

 地震が数分続くいた後に地鳴りが起き始めた、この現象には鬼達もやばい顔をした、すると、広場の地面が盛り上がり始めたのだ

 

海兵4「お、おい、あれはなんだ?」

 

 地面の盛り上がらせていた正体が徐々に明かされてきた、灰色の太くて長いものが地面から出て来た、それは触手らしきものを出していた

 

?「あれはクトーニアンだ!」

 

 部隊に同行していた学者が地面から出て来たそれの名前を知っているらしく、それの名前を大声で叫んだ

 

海兵2「下がれ!大物だぞ」

 

勇義「これが神話生物かぁ、話には聞いていたが気持ち悪いなぁ」

 

ビュン

 

バフォン

 

 クトーニアンの触手が素早く動いて先頭で何事かと観察していた鬼を吹き飛ばした、しかし、鬼の頑丈な肉体のお陰で怪我することはなく、逆に建物が倒壊した

 

鬼3「痛ぇなぁ、この野郎」

 

 鬼は立ち上がり地中から出て来たクトーニアンを睨み付けた、次の瞬間、海兵達は手持ちの銃の引き金を一斉に引いた

 

ババババババン

ビッシュュュュュ

ポンッポンッポンッ

ドゴーンカチャンドゴーンカチャン

 

 海兵達が装備している様々な武器の攻撃が嵐のように容赦なく降り注いだ

 

海兵4「お、おい!食屍鬼が建物から出て来たぞ!」

 

 周りの建物から犬ような雰囲気を醸し出している食屍鬼がゾロゾロと出て来たのだ、その数はドンドン増えていった

次回は倒します

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