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幻想国家郷  作者: ぐっち
51/62

第49話 共闘4

今回は調査編です

ヘリホム人民共和国首都サルホム

 

 街中では人で賑わっていた、フォード車が沢山通っていたのだ、クラクション音やエンジン音が街のあちこちから聞こえた、そんな、明らかに場違いな軍用トラックの集団が現れた

 その集団を見たヘリホム人民共和国の国民達は皆、不思議そうに見物していた

 植民地海兵隊第1混成鬼行軍団隷下第1混成師団がまず最初に向かったのはヘリホム首都警察本部だった

 

ヘリホム首都警察本部

 

 なんの障害もなく、スムーズに警察本部についた第1混成師団は師団長と旅団長が降りると、それ以外の兵士達はトラックで待機していた、師団長率いる旅団長の人達は警察本部の会議室へと入っていった

 そこには数十人の警察の制服を着た人達とスーツの姿の人達も何人かいた、彼らはテーブルを囲んで何か話し合っていたらしい

 

警官1「お待ちしておりました、ささ、どうぞ」

 

 警官の一人に連れられて師団長率いる旅団長の人達は警官達が囲んでいるテーブルに付いた

 

警官2「とりあえず、あなた方昨日提示したルートを書いた地図です」

 

 と言って、別の警官が持っていた地図を師団長と旅団長達に配った

 

警官2「あなた方提示した場所の周辺は現在封鎖されています」

 

師団長「ありがとうございます」

 

警官2「これも我々の故郷を救って貰うためですから」

 

師団長「よし、位置に付くように部隊に通達せよ」

 

連隊長達「了解!」

 

 それから20分以内に各旅団は予定の位置に向かった

 ヘリホム国民は当たり前の日常を過ごしていた、ヘリホム国民の大半は人間が占めているが、妖怪も一緒に暮らしてる、しかし、ヘリホム国民は妖怪以上の非日常的な存在が下に居ると思う者はいないだろう

 

第1混成海兵連隊、安置所近くの下水道

 

 周辺には複数のパトカーか止まっていた、野次馬も集まっていたが、広範囲が封鎖されているため、第1混成海兵連隊が見られるとはない

 

勇義「ここか、野次馬がたくさんいるな」

 

鬼1「仕方ないですよ、首都のど真ん中ですからね」

 

勇義「それにしても、下水道だから、暴れて道路が陥没する可能性あるな」

 

鬼1「そういえば、この首都の下水道は旧地下都市の一部になっているそうですよ」

 

勇義「地下都市か、食屍鬼以外とも戦闘になりそうだな」

 

鬼1「そろそろ付きますよ」

 

 警官達の誘導で野次馬は道路から退去させられトラックが通れるほどの道が出来た、野次馬を脱けるとマンホールの近くに警官数人が囲んでいるのを発見した、軍用トラックはマンホールの周りに停車した

 

勇義「よし、みんな降りろ」

 

 軍用トラックから沢山の海兵と鬼が降りてきた

 

勇義「やあ、そこのマンホールから我々は地下に入る」

 

警官3「えーと、それくらいの大人数でしたら地下への繋がる出入り口があるのでそこに案内します」

 

 警官数人に連れられて第1混成海兵連隊は地下鉄の出入り口みたいな所に案内された、そこの周辺にはホームレスがたむろしていた

 

警官4「ここは立ち入り禁止です、離れてください」

 

 ホームレス達はしぶしぶどこかへ散っていった、すると、地下鉄の出入り口みたいな所からたくさんのホームレスが出てきた

 

警官3「それでは、我々はこの周辺に待機しますね」

 

 警官数人は地下鉄の出入り口みたいな所を見回り始めた

 

勇義「よし、私たちの部隊が先行する、他の部隊は我々の後ろを付いてきながら全方位警戒してくれ」

 

 勇義は大隊規模の部隊を引き連れて地下鉄の出入り口みたいな所に入っていった、その後ろを残りの部隊が後に続く形になった

 

勇義「暗いしじめじめしてるな」

 

 兵士達は持っていたライトを付けて当たりを照らした、照らした先にはゴミなども落ちていた、さらに、ネズミも数匹這い回っていた

 それに、マットレスや酒瓶、家具などが点在していた、まるでそこで誰かが暮らしているようだった

 

勇義「ホームレス達がここを根城にしているみたいだな」

 

鬼2「勇義、こっち方向に進めばあの死体安置所の真下だ」

 

勇義「おう、分かった」

 

 勇義率いる第1混成大隊は安置所の真下に位置する場所へと向かった、途中、下水道に入る道に入った

 

勇義「ここを右に進めば死体安置所の近くのマンホールか」

 

 進んでいくごとに臭いがきつくなっていた、鼻が狂いそうだった

 

鬼2「ここだぜ」

 

勇義「ここか」

 

 ぱっと見ほかのマンホールのしたとさほど違いがなかったが、勇義を含めるその他数名は異変に気付いた

 

勇義「霧覇、来い」

 

霧覇「なんだ?」

 

勇義「ここの臭いを嗅いでくれないか」

 

霧覇「分かったよ」

 

 霧覇という海兵の武装をした男がマンホールの下のハシゴの臭いを嗅いだ

 

霧覇「死臭だ」

 

勇義「やっぱりか、さすがは犬神様だ」

 

 霧覇という男?はある神社の犬神様である、その嗅覚は犬よりも鋭く、そして、犬よりも臭いを嗅ぎ分けられる

 

勇義「死臭はどこに繋がってる?」

 

霧覇「こっちだ」

 

 霧覇を先頭に部隊が後に続いていった、霧覇は暗くじめじめとした場所をドンドン進んでいった、すると、壁に穴が空けられた所を発見した

 

勇義「よし、あそこに行こう」

 

 勇義が壁の穴が空けられた所に向かうと、後ろの兵士達もその後に続いた

引き続き調査編になるかもしれないです

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