第42話 戦鬼4
今回から鬼と植民地海兵隊との戦いです
ガキーン
鬼の燃えるように見える拳と大岐重信の愛刀妖切岐宗が妖しげな妖気を垂れ流しながらぶつかり合っていた
周辺にいた植民地海兵隊員達はこの戦闘は異様な光景だった、それは拳と刀が対等に渡し合っているということだ、普通、丸腰と武器持ちだった場合、武器持ちが優勢だ、格闘に心得があったり、そういうのになれていればある程度の優勢は覆せるがそれでも武器持ちが優勢なのは変わりが無い
?「うわあああああ!」
突然鳴り響いた大勢の声、その声に反応して海兵隊員達は銃口をその声に向けた
そこにいたのは主に侍だったが、その中に混じって鬼も複数いたのだ
隊長「全隊、対鬼戦だ!」
隊員達は各々が対鬼用装備へと変わっていく、そして、準備ができた者から向かってくる軍勢に銃口を向けた
ポンッ
ビッシュュュュュ
ポンッポンッポンッ
ドカーン
ドカーン
ドカーンドカーンドカーン
鬼の軍は爆発をもろに食らった、そして、生き残っていた鬼は一匹もいなかった、侍もほぼ全滅していた
隊員1「これが対鬼用装備か、強いな」
隊員2「だが、妖怪退治の専門家と戦っている鬼は対鬼用装備の集中砲火を食らってもピンピンしてたぞ」
隊員3「あれは、奴が特殊なだけだ、全部の鬼がそうとは限らないし、多分、ああいう実力者にはあまり会えないから大丈夫だろ、もしもの時はハンターや専門家に任せれば万事問題ない」
隊長「おい!お前達!口より手を動かせ!敵が来てるぞ!」
鬼の軍の第二波がもう来たのだ、隊員達は急いでリロードした
隊長「各個射撃しろ!リロードが終わった者から敵を攻撃しろ!殺される前に殺せ!」
ポンッ
ビッシュュュュュ
ドカーン
ドカーン
リロードの完了した者から次々と対鬼用装備を発車した、しかし、リロードのスピードが早くなく、敵の接近を許してしまった
隊員4「こ、これでも食らえ!」
ピストル型のグレポンで鬼を一匹一発で仕留めた
隊員4「ふ、ふぅ~危なかったぁ~」
隊員5「お、おい!危ない避けろ!」
隊員4「え?」
ドシュン
隊員4は3回転しながら遠くへと飛ばされてしまった、
隊員6「く、クソッ!く、来るな!」
グチャッ
隊員6の体はまるで蹴られたもろい砂の塔ようにもろく崩れた
こうして、隊員達は天と地ほどの力の差のある鬼達に白兵戦を強いられることになる
そして、大岐と頭寺、彼らは斬り合っていた、もし、自分が油断したら100%殺される、そんな生死と隣り合わせの世界でも、彼らは怯むことなどなく存分に己の持つ力を振るっていた
すると、彼らは居合いの態勢に入ったのだ、どうやら、これで決着を着けるらしい
次回は侵略です