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幻想国家郷  作者: ぐっち
43/62

第41話 戦鬼3

今回は、ロードホーン大陸を攻めます


 鬼、その種族は古くから存在していた、人間よりも遙かに強く賢い存在だった、しかし、戦国大名や御所に将軍、豪族までもが鬼達を絶滅させようとしていた、こんな危険なのが存在してたまるかと鬼討伐軍を編成して彼らに戦争を仕掛けた

 もちろん勝負は鬼達の勝利に終わる、鬼達の圧倒的なパワーとスタミナで苦戦し、消耗して敗走した

 鬼討伐軍の主戦力は波去家という弱小大名だった、たった8千の軍隊だった、帝や大大名に将軍も倒そうとしていたが本格的な軍隊の派遣では無く波去家への軍事支援しかしなかった

 しかし、帝が命令を出した、これにはほとんどの大名が派兵、鬼討伐軍を再編成して豊富な人員と金銭と装備でより強力な連合軍へと生まれ変わった

 

鬼討伐軍

 

 鬼討伐軍は忍者による諜報活動を広く展開して鬼の動向を逐一報告した、鬼討伐軍はその情報を元に鬼への奇襲作戦を立てた

 しかし、状況が急変した

 それは鬼の軍勢が鬼討伐軍を強襲したという報せだった

 

 鬼達は鬼討伐軍に警告した上で鬼討伐軍を攻撃した、しかし、鬼の強さが桁違いで半日で軍の半分は敗走した、騎馬隊も鬼を攻撃したが、壊滅した

 結果、一日足らずで鬼討伐軍は撤退した

 

そして現在

 

 植民地海兵隊が上陸した、ロードホーン大陸は360°あらゆる方向から上陸して、周辺に展開した

 

?「突撃ィィィィィィ!」

 

 怪しい影が森からたくさん出て来た、侍が多数、雄叫びを上げながら出て来た

 それに気づいた植民地海兵隊は防御陣地を築いて、180°、万全な守りを築いた

 

隊員1「撃ちまくれ!敵を近づけさせるな!」

 

ババババババン

ババババババン

ビュシュュュュュ

 

 植民地海兵隊員たちは180°をとにかく撃ちまくった、ライフルやショットガン、ロケットランチャーまで襲撃してきた侍たちを薙ぎ払った

 

 侍達は次々と地に伏せていった、侍達が次々と倒れていくなか、一人の侍だけ二本足でしっかりと立っていた

 それは不自然なくらい動かずにジッとしている、仲間が全員倒れ行ったとしても彼は動じずに立っていた

 

隊員2「な、なんだ?あいつ」

 

隊員3「や、奴に集中砲火だ!」

 

バババババン

バババババン

バババババン

 

 しかし、男は倒れなかった、すると、彼は急に笑いはじめた

 

男「ハッハッハッこれが対鬼装備を持った植民地海兵隊か、ぬるいぞ!」

 

 男はフードを取った、その頭には鬼のような角が生えていたのだ、植民地海兵隊員たちは見覚えのある種族だと直感的に近い形で思い出した

 そう、鬼だ、それも鬼の中でも特に注意した方がいい、レッドリストに乗ってた奴だ

 

男「植民地海兵隊の諸君、初めまして我が名は頭寺勝之助と申す以後お見知りおきよ」

 

 改めて説明する、彼は第13代頭寺家の当主頭寺勝之助、鬼にも大名のような鬼は多い、そして、大名になった鬼はその支配している地域で最も強い鬼がなれるという

 頭寺家はオーストラリア大陸並みの地域を支配している大大名だ、その権力は絶大、もちろんこれだけ広い地域を支配している大大名だから力もそれに比例している、しかし、それでも鬼の中では中くらいに位置している

 

隊長「対鬼装備でやつを殺せ!」

 

カチャ

 

 隊員の一人がSMAWロケットランチャーを頭寺に向けた

 

ビュシュュュュュ

 

ドカーン

 

 頭寺は避ける行動や防ぐ行動をしなかったのか、大きく後ろに吹き飛ばされた

 これには植民地海兵隊員たちは少しビックリしていたまさか、自分たちが最初にレッドリスト入りしている鬼を倒せるなんて

 しかし、その気持ちは一瞬にしてしてかき消えた

 

頭寺「すごく痛いな、さすがは対鬼装備だと豪語するだけはある、しかし、この俺を倒せるまででは無いな」

 

 植民地海兵隊員たちは震えた、対鬼装備だと聞いていたものが、効果が微妙なんて、しかし、それは後ろで見ていた者を興奮させるにはまたとないチャンスだった

 

?「そうか、あんたが喰らったロケット弾は火薬と鬼にきくされている薬品を混ぜた者だったんだが、あんたクラスになるとそんなの関係ないのか」

 

 一人の侍のような格好した男が植民地海兵隊の前へと出て来た、植民地海兵隊員はその男に敬意を払っているように見えた

 

?「どうも、頭寺勝之助さん、私は妖怪退治を生業としている大岐重信です、よろしくお願いします」

 

 大岐重信、彼は武田家の家老で幾多の戦場を生き抜いてきた人物、しかし、それは表の顔で大岐家は凄腕の妖怪退治を専門とするハンターが生まれてきた家系であった

 

 鬼とハンター、戦闘は避けられないことはお互いに理解していた、そして、彼ら二人は戦火を交える

次回も戦闘回です

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