第39話 鬼VS人類2
戦闘回です
八雲西行寺連合合衆国植民地海兵隊ロードホーン方面大陸軍基地
ここはロードホーン大陸の植民地海兵隊が活動するための前線基地でもあり植民地化された土地の防衛基地でもある、幾度も無くロードホーンに存在する文明軍から連中を追い返した、強固な要塞だ
その強固な要塞を狙う人影が複数が森から覗いていた
?「あれだ」
人影はロードホーン基地を指さした、その他の人影たちはロードホーン基地を食い入るように見ていた
?「行くぞ」
?「よし!」
ビュンビュンヒュウウウウ
このかけ声と共に大岩がロードホーン基地へと投げ出された
大岩は放射線状に飛んでいきロードホーン基地の城壁や建物に当たった
隊員1「く、クソッなんだよ、一体」
隊員2「おい、あの岩、見てみろよ」
投げられた大岩は赤く輝き、膨張、今にも爆発しそうな勢いだ
隊員2「やな予感がする」
隊員1「偶然だな、俺もだよ」
ドカーン
ドカーン
ドカーン
ロードホーン基地から爆発と煙が起こった、一気に数十人が巻き来れてやられることが多かった
?「突撃!!!!!」
?「うわああああ」
そう、爆弾岩を投げ、ロードホーン基地を荒らした連中が出て来たのだ、そして、その姿は鬼だった
隊員3「敵襲!ここに近づけさせるな」
ダッダッダッダッダッ
壁の上に取り付けてあった、重機関銃を鬼達に向かって斉射した
しかし、鬼は少し怯むだけで倒せなかった、むしろアドレナリン的なものが出てよりいっそう興奮していた
アナウンス「敵が襲撃してきた、敵は鬼だ!すぐに戦車隊は西門に集合せよ、繰り返す戦車隊は西門に集合せよ!」
戦車が複数台、車両基地から出て来て西門へと向かった
西門から火の手が上がっているのが見えた、爆発音も複数回聞こえてきた、植民地海兵隊は基地内にあった榴弾砲を鬼に向かって発射した
ボンッボンッボンッ
榴弾砲は放物線を描き、鬼が出て来た、森に向かった
ヒュルルルルルル
榴弾砲は恐怖の音を出しながら、鬼達の方へと着弾していった
ドカーンドカーンドカーン
榴弾砲の爆発で着弾した所は砂埃で舞っていた、壁の上にいた隊員達は固唾を呑んで舞っている砂埃を見つめた、正確にはその奥を覗いた
すると、土埃から複数の人影が出て来た、それはそう、鬼だった
隊員たちは絶望した、鬼の防御力を舐めていた、彼らは改めて鬼を畏怖した
隊員3「撃ちまくれ!ここには近づけるなよ!」
ダッダッダッダッダッ
重機関銃の銃声がいつまでも鳴り続けたが、敵の数は減らなかった、そう、鬼達はM2重機関銃の攻撃をもろともしなかったのだ
隊員3「クソッこの化け物共が」
ドカーン
鬼1「突っ込めぇ!」
ドカーン
バババババババン
ダンッダンッダンッ
鬼を待ち構えていたのは榴弾と大口径の弾幕だった、しかし、鬼達は倒れゆく仲間達(転倒)を背に歩みを止めなかった
隊員4「これでも喰らえ!」
隊員4はジャベリンで鬼を攻撃した、鬼は吹っ飛ばされ壁を破壊した、鬼は満身創痍になりながら立ち上がった
ボンッボンッボンッ
しかし、それをたたみかけるが如く、戦車隊の砲撃が襲った
鬼は原型をとどめていないくらいバラバラになっていた
戦車兵1「よし、連中には砲弾は効くようだぞ、撃ちまくれ」
ドカーン
戦車兵1「なんだ?!何が起きた?」
突然、隣の戦車が爆発した、その爆煙の中から一人の少女、いや、一匹の鬼が出て来た
戦車兵1「こ、子ども?」
ニヤッ
ダンっ
その鬼は完全に笑った、そして、踏み込んで間合いを急速に縮めた、頭から二本の角を生やし、ひょうたんを持った小さい鬼が目前に迫ってきた
戦車兵1「撃てええええ!」
ボンっ
ドカーン
M1エイブラムス戦車の戦車砲が見事に小さな鬼に当たり、爆発した
ビュン
小さな鬼が戦車兵1の乗る戦車に向かって全速力で走って行った
ボカーン
小さな鬼はその小さな拳で戦車兵1の乗る戦車を殴った、すると、戦車が一瞬浮いたようになり、隣にいた戦車とぶつかって6、7mくらい横に飛んでいった
戦車兵1「うわあああ...ぐはっ、いてててて、クソッあのチビが!」
小さな鬼「チビじゃねぇよ、私の名前は伊吹萃香だよ!」
ドカーン
そこには伊吹萃香という小さな鬼が爆煙から勝ち誇った顔をしながら出て来た
次回も戦闘回かもしれません