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幻想国家郷  作者: ぐっち
40/62

第38話 鬼VS人類

今回は話し合うだけの回です

八雲西行寺連合合衆国植民地海兵隊総司令部第1会議室

 

 ここには軍人と政治家合わせて数十人が集まった、それぞれが神妙な面持ちだ、メンバーは植民地海兵隊総司令官、植民地海兵隊参謀長、植民地海兵隊ロードホーン方面軍最高司令官、植民地海兵隊第2艦隊提督、植民地海兵隊第5即応軍団軍団長、植民地海兵隊の士官数名、八雲西行寺連合合衆国の政治家数名に陸、海、空軍の士官が数名いた 

 

総司令官「それで、俺たちはいつから鬼に戦いを挑む命知らずの軍事組織になったんだ?」

 

参謀長「ですが、これも未確認情報です、ただ単に1個遠征部隊が帰還していないとのことですから」

 

最高司令官「だが、声明はあったのだろう?」

 

参謀長「はい、ですが、それも不確定要素ですから」

 

軍団長「早く結論を出さないと鬼が植民地をぶっ壊すぞ」

 

 話は平行線を辿ろうとしていた

 情報不足の中で参謀本部は明確な決断が出せずにいた

 

参謀長「もしも、この声明が鬼では無かったら、どうするんですか?それこそ、我々は一巻の終わりですよ!」

 

 参謀長は顔を赤くして声を荒げて言った

 

最高司令官「だが、それで鬼に先手を打たれれば致命的なダメージを受けるだろう、ただでさえ連中は頑丈で最強だ、今すぐ鬼が生息していると思われる森への爆撃を実行するべきだ!」

 

総司令官「確かにそれは言えてるな、そろそろ、我々は学ばなければならないだろう、歴史は鬼との戦いも記している」

 

 まだ八雲と西行寺が戦争をしている時だった、八雲の軍隊128億が全滅した、全滅に追いやったのは額に星マークが入った一本の角を持つ女の鬼だったとのことだ、その鬼は西行寺軍とも戦闘し、西行寺軍の1万2000の兵士が満身創痍で退却したという

 

提督「中世くらいの装備での戦闘記録だからなぁ、これは手探りでの戦いになるな」

 

軍団長「とりあえずは火力でぶっ叩くという方法が一番だな」

 

総司令官「だが、それを実行するに武器が足りるのか?」

 

士官1「現在の武器庫には全兵士に火力がある武器を装備させるのは無理があります、兵器工場での生産及び本国からのピストン輸送等をしないと間に合わずに攻撃されるでしょう」

 

総司令官「その点に関しては大丈夫なのか?」

 

陸軍士官1「無理です、我々の工場は飛行妖怪やら超能力者にドラゴンといった連中の空襲で壊されました、現在使える工場は軍の再編成でフル稼働中です」

 

陸軍士官2「それに大統領閣下はこの件については興味を示さない、閣下が興味を持つのは難民と荒廃した国だ」

 

 陸軍士官たちの高圧的な態度ともとれるが、植民地海兵隊の幹部達はぐっと我慢した

 

空軍士官1「聞くところによると植民地海兵隊の資金がそろそろ底をつくという話を聞いたのだが」

 

空軍士官2「なるほど、それについての説明を聞きたいのだが」

 

士官2「はい、我が軍の支出の大半は基地の修繕費などです」

 

 士官は書類を読み上げた、これを聞いていた空軍士官は何かを察したような表情をした

 

総司令官「それでは結論を述べようか、残りの植民地海兵隊の兵力の火力増大と植民地海兵隊の本拠地がある本国からの兵士と武器のピストン輸送も重点的にやろう」

 

 全員が納得したような表情をしたので会議は終了した、こうして、鬼と植民地海兵隊の壮絶な戦争の幕開けである

次回は戦闘回かもしれません

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