第34話 内政4
今回は会談回?です
ヤクモハウス、大統領執務室
豪華な装飾がまず最初に目に入るだろう、その部屋に2人の人...いや、一人と少女が高級そうなレザーのイスに座っていた
佐藤「わざわざ時間を取っていただきありがとうございます」
紫「いいわ、大丈夫よ、それでリースフル地方の何を知りたいの?」
佐藤は自分の鞄から書類を幾つか取り出した
佐藤「はい、リースフル地方から何故我々が撤退しなければならなかったのでしょうか?」
紫「もう聞いていると思うけど、それは疫病よ」
佐藤「疫病?」
紫「ええ、その疫病が発生したのがリースフル地方なの、そして、最初に感染した罪袋兵もリースフル地方で作業をしていた、なのであなた方民間企業を早急に脱出されたわけ」
佐藤は理解したかのように頷いたりした
佐藤「分かりました、それでは次の質問です、我々は何故デットブラックフォートの開発になったのですか?他にも候補はいくらでもあるのに」
紫は急に立ち上がり、自分のデスクへと駆け寄り、デスクの中から書類を取り出した
紫「え~と、確かデットブラックフォートの開発が遅れていたからね」
と、言って紫は書類のページを数枚めくった
紫「そうねぇ、あなた方の会社は危険な地域での仕事をたくさんこなしているから採用したんだけども、ダメだったかしら?」
佐藤「確かに我々は地雷だらけの地域や紛争真っ最中の国にも開発は行きましたが、今回の障害は神話生物という部類の通常兵器では対処しづらいものでして」
紫「なら、罪袋兵を君たちの担当地域につけるわ」
佐藤「あ、はい、ですが、やはり我々としては資金を投資する量を増やしていただかないと作れるモノも作れるないというか」
紫「なんだ、そんなことなのね、いいわ、資金はいくらでも提供してあげる、でも、絶対に完成させなさい」
佐藤「分かりました、このことは私を通して上層部の方にも伝えておきますね」
紫「ええ、よろしくお願いするわ」
こうして話し合いは普通に終わり、それぞれがそれぞれの業務に戻っていった
ドカーンドカーン
バババババババン
無線1「こちら、第一小隊!大隊本部応答願います、このままだと我が隊は全滅です」
無線2「こちら第28艦隊だ!敵の特攻攻撃やらで敵がこちらに乗り込んできた、すぐに増援を送って欲しい」
無線3「誰か助けてくれ、壁を突破された!すぐに援軍をくれ、俺たちじゃあどうすることもできない」
無線4「やばいぞ、暴徒を抑えられない、暴徒が複数、重要な施設へと向かった!」
現在、軍司令部にはこういうような無線がひっきりなしに行き交っていた
次回は戦闘シーンになる可能性あり