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幻想国家郷  作者: ぐっち
26/62

第25話 最後の戦い1

戦闘回です

ドカーン


旧ワンロー人民国の国境線、対する国はデッドブラックフォート超大国連合神帝国だった、その境目の国境付近は八雲西行寺軍とデッドブラックフォート軍は激戦を繰り広げていた


ダンダンダンダン


廊下を走ってくる音が近づいてきた


バタンッ


勢いよくドアを開けたものはスーツを着ていた、それも高そうなスーツだった、着ている人物は三十代くらいの男性だった


男「それでどういった状況だ、一週間前には俺達の地域にデッドブラックフォート超大国連合神帝国も加わるはずだろ?なんで今も激戦繰り広げてるんだよ」


士官「そ、それは...」


ドスッ


士官「グハッ」


男は士官を殴り飛ばした、その拳にはイラつきを乗せていた


男「たく、クソだな、まあいい、罪袋突撃隊を使って兵士の補充をさせたほうがいいな」


バタン


デッドブラックフォート超大国連合神帝国方面総司令部


またドアが開いた、そこには明らかに時代遅れのものだった、それは着物だった、それも芸者のような格好だった


芸者「あの、八雲西行寺特殊作戦軍第1本部長のエリホール・パトリオットはどこにいますか?」


パトリオット「ん?お前は確かに特別暗殺集団芸者のものか」


芸者「すると、あなた様がパトリオット様でありますか、それはよかった紫様から伝言です」


パトリオット「大統領から?」


芸者「死刑と」


ジャキッ


鋭い光がパトリオットの首を走った

そして、パトリオットの頭が宙を飛んでいた


芸者「ふぅ~」


芸者はみるみるうちに姿が変わりよく見る姿へと変わった


士官「大統領閣下!」


そうそのよく見る姿とは八雲紫だった


紫「君たちデッドブラックフォート超大国連合神帝国方面総司令部に告げる、ここ以外の地域は全て我が手に落ちた、あと三日もすれば各地域にいる八雲西行寺軍がここに集結する」


士官たち「おおおおおおおおお!」


こうして、三日間地獄のような持久戦が始まる


ドカーンドカーン


八雲西行寺とデッドブラックフォートの国境線


八雲兵1「撃てええええ!三日たてば援軍が来るぞ」


八雲兵2「援軍が来る前に俺達がくたばってしまいそうだ」


八雲兵3「まあ、そういうなよ」


ドカーン


八雲兵2「ん?なんだ?」


謎の咆哮「うわわわわわわ!」


八雲兵1「連中はまさか罪袋突撃隊の連中か」


八雲兵3「いや、罪袋民兵隊や罪袋足軽隊と混じってるぞ」


?「いや、違うねぇ」


そこに立っていたのは罪袋の高級軍服を着ていた


八雲兵1「あんた、いったいどういうことだ?」


罪袋士官「ん?それはね罪袋総軍がここにいるってことだぜ」


罪袋総軍とは構成員の数は無量大数の無量大数乗が世間一般的に知られているところだが、政府が知っている書類上の数も実際は違う、政府が認知している以上に罪袋は多かった


八雲兵4「た、隊長!罪袋が敵の領土に真っ直ぐ走っていってます」


罪袋1「撃ちまくれ!」


バババババン


一気にやってきた罪袋たちは塹壕へと姿を隠した、そして、罪袋の戦車隊が塹壕の上を走り真っ直ぐデッドブラックフォートの領土へと向かった、デッドブラックフォートと八雲西行寺との間は砲弾の雨が降っていた


がしかし罪袋の戦車隊は隣の戦友が砲撃を喰らっても動き続けた、まるで暴走車の如く


罪袋戦車兵「前進せよ」


ボンッボンッ


戦車から無数の砲弾がデッドブラックフォートの領土へと飛んでいった


罪袋戦車兵「撃ち続けろ!」


ボンッボンッボンッボンッ


戦車砲は火を吹き続けた、そして、砲弾は放物線を描きながらデッドブラックフォートの領土へと落ちてゆく


罪袋戦車兵「こちら、第1罪袋機甲軍団、そちらの榴弾砲はいつ発射するんだ?」


無線「こちら、第200野戦砲旅団です、砲撃支援を開始します」


ボンッボンッボンッ


数十発の榴弾が放物線を描きながらデッドブラックフォートの要塞に落ちていった


ドカーンドカーンドカーン


この砲撃で要塞砲と要塞の一部が破壊された


ブッヒュュュ

ブシュュュュ

ボンッボンッボンッボンッ


間髪入れずにロケット弾や榴弾の放物線で八雲西行寺とデッドブラックフォートの空を埋め尽くしていた


ドカーンドカーンドカーン


無数のロケット弾と榴弾がデッドブラックフォートの要塞に全て直撃した

要塞はボロボロになって要塞として機能を果たせなくなっていた


八雲兵1「よし、突撃だ!」


八雲西行寺軍の兵士たちは要塞の崩壊を気に全部隊がデッドブラックフォートへと殺到した

次回でこの戦争が終わる予定

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