第21話 長期戦3
今回も構成は同じ
ヒュルルルドカーンドカーン
迫撃砲降り注ぐ戦場、ここで長く戦っているものたちは気にしてもいない
もうこれが日常と化しているからだ
ある平原にて2人の海兵隊員がいた
彼らは前哨狙撃部隊の人たちだった
スナイパー1「敵発見」
スナイパーはスコープ敵に合わせる
バンッ
ヒュルルルピチュン
バタッ
ヘッドショットで仕留めた
スナイパー1「敵の排除完了」
スナイパー2「さすがだ、相棒」
スナイパー1「まあ、これくらいどうってことないさ」
スナイパー2「そろそろ、交代の時間だな」
スナイパー1「よし、戻ろう」
2人のスナイパーはラーハット王国首都へと戻った
ラーハット王国首都郊外、首都防衛戦の最前線
バババババン
ヒュルルルドカーン
八雲兵1「グハッ」
八雲2「くそっこのままだと、俺達がやられちまう」
ここは、八雲西行寺軍の塹壕の中は血まれみれだった、負傷者の血や戦死者の血、さらには、体の一部まであった、塹壕の中は腐敗臭が立ちこめていた鼻が曲がるほどの悪臭が立ちこめていたのだ
司令部
司令官「やばいな、ここが抜かれそうだ、ここに歩兵中隊を派遣しよう」
副司令官「ですが、どこの前線も手がいっぱいです、そんな余力はありません、俺達第1海兵師団には」
司令官「そうか、砲兵部隊は?」
副司令官「現在配備中ですが、2日間はかかります」
司令官「クソッ」
司令官は手を合わせ、顔を手と密着させて考えた
ドカーン
だが、その考えてごとを邪魔するかのような、爆音が響き渡る
八雲3「あ、ああ、目がいたい..」
一人の兵士が両目を抑えながら司令部に入ってきたのだ、だが、その両目を押さえている手から血がたくさん流れ出ていた
司令官「衛生兵!」
司令官は彼を見てとっさに衛生兵と叫んだ
司令官「すぐに、空軍にしらせて爆撃準備を」
副司令官「わかりました」
司令官は彼を見て野戦砲叩くべく、空爆を要請し、副司令官も事態察しした
バババババン
八雲兵4「クソッこれはやばいぞ」
八雲兵5「クソッ弾幕が激しいな」
八雲兵6「迫撃砲を要請しよう」
八雲兵5「ああ、そうだな」
八雲兵5は無線機を取り出した
八雲兵5「こちら、第1海兵師団だ、すぐに砲撃を要請する」
無線「了解!」
すると、遠くから
ボシュンボシュン
何が発射された音が聞こえた
ヒュルルル
風を切る音が辺りに徐々に響き渡ってきた
ドカーン
着弾、爆発は地面をうならせた
八雲兵5「よし、ナイスだ」
八雲兵6「敵が引いていくぞ!」
対八雲西行寺軍は敵の致命的な攻撃で一時撤退した
八雲兵4「よし、これで少しは休めそう」
この後は戦闘が再会される様子はなかった
八雲兵4「はぁ」
八雲兵5「どうした?」
八雲兵4「どうした?周りを見てみろよ、連日の戦闘で疲弊している、なのに、交代の兵士はどこだ?俺たちの寝床は?いつになったら帰れる?こんな何もかも曖昧なことが何日も続くさすがに耐えられねぇよ」
八雲兵5「少しの辛抱だよ、あと少しで増援の二個機甲師団と三個歩兵師団が来るっていう情報だ」
八雲兵4「ああ、そうかよ、なら、このくそみたいな状況から少しは脱却出来そうだな」
八雲兵6「おい!ラジオが始まったぞ」
この言葉を聞いて続々兵士たちがやってきた
ラジオ「どうも、清き正しい射名丸です!今回の戦況は大国ロルカフルヘル連邦国がついに陥落しました、これにより、我が方かが少し優勢になりました!」
八雲兵たち「おおお!」
ラジオニュースでの我が軍、優勢の知らせは兵士たちの士気を高めた
次回は感情的な描写が多々ある可能性あり