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蒼天の月影より

I'LL SEE YOU LATER...

作者: 一真 シン

雪のように花びらが風に舞う 髪の毛の間にそれを絡め歩いた

青葉に変わる頃には キミはもう 新しい街の景色にも慣れる頃かな


小指をクロスして交わす約束は いつからか軽い言葉と薄っぺらい紙に変わった…


キミに届け 今 胸の奥にある想いが離れてしまわないうちに

「そばにいて欲しい」 そう伝えられず 強がることが優しさだと思ってた

アルバムも減って 残っていくのは機械の中 

進化していく時代に残る物は いったいなんだろう…




続けないと下手くそになる 分かっているのにやっぱり続けられなくて

新しい物好きだと誰もが言うけど キミならきっと わかってくれるよね


離れてしまえば距離がある たとえ同じ時代の波に飲まれていても やっぱり…


キミに届け 今 瞼を閉じても消えない面影がここにあるうちに

「離れたくはない」 わがままも言えず 笑っていることが優しさだと思ってた

口数が減って 寂しさを互いに感じ合えるのに

どうして泣きながら抱き合うことが出来なかったんだろう…




慣れた頃にはめんどくさくなって 平気になって 恐れもなくなる

ボクが見せた精一杯の笑顔は これからのキミの支えにはなれない


…わかってた




キミに届け 今 涙をこぼして寂しさを感じることが出来るうちに

「すごく会いたい」と 言いたくて言えず 楽しむことで気分も晴れると思ってた

見た目も変わって 同窓会の案内状も見ずに捨てる

永遠がないのなら せめて 休む間もなくキミが幸せであり続けるように…




雪のように花びらが風に舞う 髪の毛の間にそれを絡め歩いた

青葉に変わる頃には キミはもう 新しい街の景色にも慣れる頃かな…

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