第四百三十七話 ブラッディ・ホライズン1~手抜きの始まり~
これで七話くらいは大丈夫……いや、そもそもそこまで長引かせちゃ駄目だしちゃんとしたサブタイ案見つけなきゃなんだけどさ?何かいいサブタイ案ない?(聞くなバカ)
あ、元ネタの方は三箇日特番で初めて見ました。途切れ途切れだけど。
そもそもリアルタイムじゃその時間帯が基本バイトか補講なんでほぼ見られないんですよ。
アニメはDVDが地元のレンタル屋に揃って全部旧作扱いになって金と時間が作れたら一気に見ようと思います。
原作も地元の図書館漁って、無かったら地元なり大学の図書館にでも買わせます(自分で買えって?やなこっためんどくせえ)。
作者のデビュー作ならスレ時代に出会ってから書籍化されて全部読みましたよ。
あとこれは○テレ(旧教○テレビ)の吹き替え作品全般に言える事なんですが、キャスティングが一々豪華ですよね。特にもう猫班長が最高で。
中の方は基本的に暗い役や激しい役が多かっただけにあのキャスティングは意表を突かれつつも秀逸といわざるを得ない。
いやー、私が女かゲイだったら危なかったですね。何がとは言いません。そのぐらい察しろ!(キレんなバカ)
何にせよ登場人物が正義も悪も輝いてますからねあの作品。まぁ本格的に手を出すのは暫く先になりそうですけどね、そこはね。
E○レはもっとああいう作品を積極的に流すべきでなんですよ。
ほら、青い○文庫のテレパシー○女とか黒○女とかもアニメ化したんだし、同じ出版社繋がりで怪○クイーンとかどうでしょうかね。双○探偵の件もあるしイケんじゃねーかと思うんですが。つーかイケろ(日本語になってねえよ)。
―前回より・雪原と化したエクスーシア王国―
「「夫婦奥義之天、星界二分刀!」」
結合しガルグイユとなったリューラとバシロの振り下ろした――外観こそ重厚で刺々しい片刃の大剣だが、その実はバシロの変幻自在な黒い細胞組織を身に纏った炎骸刀である――剣は分厚い雪を吹き飛ばし地面を露出させるほどの衝撃波を発生させ、眼前の敵兵達――嘗て母校・デザルテリア国立士官学校に潜伏していた変態好色偽教頭こと秋元・九淫隷導・康志の愛人達――を一切触れずして細切れにしてしまう。
かくして残り三十数名だった愛人達は一気に片手で数えられるほどに激減し、そういった"生き残り"達もまた結合を解除しながら突き進む二人が傍らを通り過ぎただけで生きたまま痛みも感じぬまま切り刻まれてしまう。そして残りただ一匹となった秋元(その姿は真の姿である(本人曰く『由緒正しき海の大妖怪イクチ一族』だか何だったか、どうでもいい情報だったために作者さえまともに覚えていない出鱈目な設定に基づく)肥大化した醜悪なヌタウナギそのもの)もまた、咄嗟の出来事に面食らったまま対応できず慌てふためき逃走を試みるが――
「「死ねや秋元!殴打切断だァ!」」
「えかぶ……よ、ぱぁっ!?」
リューラとバシロの飾り気がなくも妙に器用な斬撃により頭から尾までその巨体をきっちり二等分され絶命した。
「っと、こんなもんかな!ともかくグズグズしちゃいられねぇや!」
「私らにとっちゃこんなクソ深海魚とそのスカルファックでアヘって潮吹くアバズレ共よりよっぽど大事な敵が居たんだったぜ!」
「待ってな老害!今行くぜ!」
「施設にブチ込む頃合いだぁ!」
「「地獄という名の施設になぁ!」」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「発射ーッ!砦ーッ!定期ッ、供給ッ、エネルギーでッ!」
自身の武器『星界を這う砦』に乗り込んだ春樹は、雪原を飛び回りながら(傍目から見れば)無差別に(しかしその実極めて高い精度で)海神教の信徒達を赤い小型誘導弾で撃滅していく。彼女が目指す標的はただ一人――嘗て故郷アクサノを海神教と手を組み荒らし回っていた極悪処女厨こと異星生物のラト・ルーブである。
これまでの戦いで数が減ったとは言えそれでも秋元の愛人達やジュルノブルの兵士などよりはずっと規模の大きな敵を相手取るだけあって春樹は何よりその物量にかなりの苦戦を強いられており、『星海を這う砦』に内包されたエネルギーの全てを使い果たしてしまっていた。だがそれでも彼女は諦めず、目鼻のない桃色がかった類人異形へと変じ怨敵へ向かう。
「忌まわしきチビ中古めがっばらぁぁぁ!?」
「信帝様には指一本触れさせんぞぼぉ!?」
「否、側にすら近付けさせはっばらげぶぅ!?」
「あんたんとこの鬼畜腹黒眼鏡の所為であたしの食い扶持はっばげえっ!?」
「てめえはどこぞのハムスターかっつーんだクソッタれっがっばらぁあああ!?」
ともすれば当然彼女に忠誠を誓う海神教信徒達が春樹を足止め若しくは始末せんと向かってくるわけだが、類人異形と化した春樹は身体の随所から伸びる触手でそれら障害を(切断・殴打・絞首等様々な方法で)排除していく。
「あの程度の相手に時間稼ぎもできないだなんて……全く、我が配下ながら使えないわね……」
そして二人は向かい合い、違いの触手をぶつけ合う。
「シェァァァァアアア!」
【ゥルァァァァアアア!】
うねりしなり絡み合う様々な触手は鞭に、刃に、鈍器にとその姿を変え続け、切り落とされても根元から再生し――といった具合に、音速にも匹敵しうる戦いを実現する。
「(はぁ、鬱陶しい……何から何まで鬱陶しくってもう耐えられないわ……こいつを殺したら、もうあの皇女脅して故郷に帰ろうかしら……)」
◆◇◆◇◆◇◆◇
「っるらぁぁあああ!邪魔だぁぁぁぁ!どけぇぇぇいッ!」
「ぐわばぁぁぁぁ!?」
「づわばぶげえっ!?」
「ぎょっぼぁぁぁ!?」
夜魔幻の力を解放し"翼のある赤い骨の異形"と化した璃桜は、より一層強靭になった肉体をフルに活用し着ぐるみ姿の真宝兵を次々と細切れにしていく。暴れる彼女はその過程で小門、上地、五智、九部、今野、恋双といった面々を次々と抹殺していき、残るは彼らを率いた悪のロリコン化け猫こと樋野ダリアのみとなっていた。
「よくも我が掛け替えのない同志達を……薄汚く血生臭い白髪青入道めが、その罪奈落の果てで公開させてくれるッ!」
秘めた怒りを爆発させ先祖代々伝わる"幻妖の術"により白金色の長毛を棚引かせる化け猫へと変じたダリアは、より鋭く強固になった爪牙をむき出しにし、迫り来る璃桜を迎え撃つべく身構える。翼を得たことによる飛行能力の差は十分埋められるし、消え失せたように見える体組織もただ透明になっているだけだと即座に見抜いたダリアは、内心勝利を確信しながらも気を引き締める。
「(惑わされるな……俺の目当てはあくまで辻原、奴はあくまで前座に過ぎん……)」
次回、まあ何やかんやあって処女厨宇宙人とかロリコン猫とか死にます。逆順処理で(意味不明)。
あとそろそろあの老害どもが融合したようなのについても解説しとかなきゃならないんでそれもやります(適当)。
去年掲げた年内完結ができなかったからには今月中にでも完結させたいなあ(宣言すると叶わないジンクスがあるっぽいので希望的観測止まり)。