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アス本拠地侵入大作戦編:作戦3

前回のあらすじ:海屋に感謝の投げキッスしたらuzagarareta泣

はい、歩ちゃん渾身の投げキッスが不発に終わったところで、新しい作戦を考えます。

自分事なのでいつもの2倍脳みそフル回転でお届けしてるぜ!


「当初の作戦よりも早いけど海屋はここでそのまま店員のふりをして情報を探って、無線で補佐をしてほしい。」

「大丈夫なのか。」

「大丈夫。ここからアスの拠地までは車で30分程度、おじの他に運転手がいるけど30分間でどうにかして私がオトす。で、移動道中におじを質問攻め。自慢話になるけど私、なんかしばらく話してるとそいつの本性が見えてくるんだよね。だから人間を見抜く力はあるつもり。着くまでにおじを懐柔できたらそのまま協力してもらう。話が通じなさそうなら」

「なら?」

「…私が夜飲んでる睡眠導入剤をどうにかして2人とも飲ましたる。」

「…。」

※この人たちは無法地帯のえんじぇ―にいます。今の現実世界ではぜったいに良い子も悪い子もマネしないでください。

「どう?」

「お前の作戦には「どうにかして」というワードが多すぎる。…詰めてくぞ。」

「海屋きゅん…」

まあまあ、睨むなって。

海屋によると運転手さんはおじ専属らしいので多少情報があるらしい。ちらっと見ただけなんだけどちょっとイケおじだった。私の目に狂いはないよ。しかーし!海屋によるとなんとそのイケおじ、女児向け戦闘アニメのペディキュアが大好きらしい。なるほどね。やっぱり人は見かけによらない、自分でしっかり判断していかなアカン。

おじに関しては…まぁいけるやろ。酔ってる方が口は軽くなるんだぜ?


そういえば

「ここで海屋と私はしばらくバイバイなわけだ。」

「そういうことになるな」

私が無事異世界転生紙を手に入れたら、アスはすぐに紙が盗まれたことに気付くだろう。なので私はゲットした転生紙を使ってすぐに異世界に飛ぶ予定だ。海屋はアスに私との関係がばれないよう何も知らないふりをしてえんじぇ―で待機。


一定期間だけだが生きる世界が別々になる。


「えんじぇ―で最初にあった人が海屋でよかった。」

「どうしたんだ、突然。」

「いや?別に?」

「おい、答えになってないぞ」

「ふへはははっは」

寂しくなるなぁ。ありがとね海屋。そしてごめん。話していないことがたくさんあるの。だから、絶対また会おうね。



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