8/22
【大アルカナ】3番・女帝〘逆位置〙
夢から覚めたもルナは
いつものルナとは違って
どこか〔心此処にあらず〕って感じで
すごく疲れてる感じだった。
『ルナ、どうしたの?元気ないみたいだけど?』
リナがルナに向ってそう言うと
ルナは
『リナ、あたし。ママに会いたい!!
ママに会わせて!ママはどこに居るの??』と
今まで一度も言わなかった事を言った。
ルナは
迷い猫でリナが住んでるマンションの近くで
保護した。すぐに近くの公園とかを探したが
ママらしき猫は居なく
近所の動物病院にも連れて行って
ルナの検査と私が保護してる事を伝える
貼紙も貼らせてもらった。
地域猫だったとしても、
何か手掛かりが掴めるかも知れないと思って…
でも、何日経っても情報も何も見つからず
リナがルナの飼い主となった。
私はルナが
落ち着くまで暫くだまって
ルナの頭を優しく撫でてあげた。
すると、いつの間にか寝息をかいてルナは
眠りについた………目からは涙が一筋溢れて……
『ママ、、リナ……
大好き』と。