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【大アルカナ】8番・力〘正位置〙

あたしは朝のパトロールから帰り


リナの【タロットカード】を見ながら


パトロール中にあった出来事を思い出していると


だんだん眠たくなってきて………

《あら?ここは……夢の中ね ニャフ》と

あたしが右前脚を口元にあて笑うと


目の前に初めて見る

白とクリーム色が混ざった柄で

頭には桜模様のリボンが花輪のように被り

地面につきそうなぐらいの長い白いドレスを来た

猫が後ろ脚だけで立っていた


少し離れた場所には

その猫よりも倍近く大きい身体の

ライオンがいた


あたしはテレビで見るライオンしか知らないけど

あたし達と同じ(だったかしら?)ネコらしいけど

本能でライオンは怖いと思い

それにテレビより大きいから動く事も

桜リボンの猫さんに声をかける事も出来ず

固まってただ無事を願いながら見守る事しか

出来なかった。



桜リボンの猫はライオンに向って

怖いながらも何故か優しく手を差し伸べながら

『大丈夫、大丈夫。』と声をかけていた


ライオンは最初は怒ってるような感じで

牙を剥き軽く威嚇もして

桜リボン猫をこの場から追い払おうと

してる風に見えたが

桜リボン猫の優しい眼差しや声に

だんだん心を赦したみたいで

ゆっくりゆっくり

一歩ずつ歩いて

猫が甘える時にするみたいに

桜リボン猫に近づき

ライオンは自分の頭を擦り寄せ

自分の顎下や頭などを

撫でさせていた


あたしは最初は怖かったけど

そのライオンの仕草を見ていて

《身体とか見た目は全然違うけど

ネコと同じって本当みたいね

それにあの猫さんとライオンを見てたら

なんだか、あたしも諦めずに頑張らなくちゃ

ってヤル気が湧いてきたわ!!》と

ルナは鼻息を荒くして誓った

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