【大アルカナ】0番・愚者〘正位置〙
あたしは黒猫のルナ。
今日は一緒に住んでる
あたしの飼い主でもあり友達のリナが
いつも楽しそうに
毎朝テーブルの上でしてる
【タロットカード】が気になってたあたし。
リナが出かけた隙に
テーブルに置かれてるリナのタロットカードを
借りようとテーブルの前に座って
左前脚をタロットカードの上に載せると
なんだか急に眠くなって
気がつくと…
『あれ?ここはどこかしら?
それにさっきまで
お部屋に居たはずなのに
今は〘外〙しかも岩山だし…
あたしの自慢のプニプニの肉球の脚には
ちょっとキツイわね』と
あたしは辺りを見渡しながら愚痴ってると
崖に向かって歩いている
白猫と黒猫の2匹のネコの姿があった
あたしは2匹の行動が気になり
近づくと2匹の話声が聞こえた
『くろすけ、ダメだよ!
そっちは崖だよ!危ないよ!
足元見てあるかないと!』
『大丈夫だよ、ももすけ。
それより、
これから先どんな楽しい事が待ってるんだろう!
いざ、冒険の旅の始まりだぁ♪』と
〘にゃんスティック〙が少し飛び出てる
小さなリュックを背中に背負い
『今日はいい天気だにゃあ!』と楽しそうに
青空の空を見上げてる
(【くろすけ】と呼ばれた黒猫が
【ももすけ】と呼んだ白猫に注意されていた)
確かに、お日様が暖かくて
眠たくなっちゃうような
良いお天気だけど…
だけどこんな断崖絶壁で
落ちちゃったら冷たい水の中…と想像し
(ブルブル)と身震いした
それにしても、あたしも黒猫だけど
同じ黒猫として周りや足元もちゃんとを見て
行動してもらいたいわ。
あたしが恥ずかしくなっちゃう。
と、ルナは自分の顔を両前脚で
隠すような仕草をし顔を伏せ
でも…(と、顔を上げ)
あの【くろすけ】君
なんだか楽しそうな顔してるわね。
自分が崖っぷちに居て危ないって
教えてもらってるのに
本当に楽しそう。
見てる、あたしまで〘何かが始まりそうな〙
嬉しい気持ちになってきちゃったわ。
あぁ〜でも、やっぱりこのままだと
崖の下へ………
いくら猫でもあんな崖から下に落ちちゃったら…
(ブルブル…)
また想像したら怖くなってきちゃった。
ちょっとあたしも行って注意しようかしら!?
と、ルナが2匹のほうへ向かおうとしたら
突然目の前にログハウスのドアみたいな
木の扉が出現した。
あたしは自然とその扉を開け中に入った………