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部室!?

放課後。青春を謳歌している高校生たちは部活へ行ったり恋人とデートなどに行ったりしてる。何もする事の無い、一般的に「暇人」などと呼ばれている人たちは家や寮に帰ったりしてる。

あ、この高校、寮があるんです。いや別に今考えたとかじゃなくてね。タツト、タツヤ、ユカ、カスミはみんな寮に入ってるんだよ。



ま、そんなどーでもいー事は置いといて・・・


放課後の屋上です。


タツヤ、ユカ、カスミが一応「部活」という事なのでたむろしてましたw


「ってかタツト遅くね?」


「なんか先生に呼ばれてたけど?」


「お、とうとう退学か。」


「なんで?」


「遅刻しすぎで」


遅刻で退学になるのか?


そのとき、屋上のドアが開いた。タツトだ。息を切らしている。野良犬にでも追いかけられたかw


「も、も、もらえるぞ!」


「あ?なにが?」


「部室!!」



この高校は部活が自由につくれるので、部活の数が半端ない。古典部から学園生活支(ry 

までたくさんだ。だが、部室の数が限られているので、意味のわからない部活(あそ部、手に酢部、エオンフヤー部など)は部室なしだ。


しかしこの無楽部はもらえたみたいだな。何でだろ。


「どうして!?」


「うん・・・。校長にこのこと言ったら、なんかくれた。」


「なんつったの?」


「えっと・・・『暇な放課後を楽しく過ごすための部活です』って言った」


「・・・なんでくれたの??」


「いや・・・俺も聞いたんだけど。『生徒の自由を重んじナンタラ』だって。」



ちなみに昨日のTV番組の「脱・ゆとり~自由教育とは~」で同じような意見があった。




そんな校長で大丈夫なのだろうか。




実はちょうどよく廃部になった部活の部室があいたのでそれをくれるんだそうだ。


じゃ、行ってみよう!



「と、その前に。部室代。明日に用意しろって」





この高校は部活をつくるのは無料だがなぜか部室をもらうのには金がかかる。・・・なんでだろう。


「いくら?」


「・・・6万円だ。」


「ん~と。じゃ、明日にみんな全財産もってこい。たくさん持ってる奴がたくさん出す」


「さんせ~い」




ってことで次の日



「タツトいくら持ってきた?」


「2万円」


「ほうほう」


「ほうほうじゃねーよ。お前いくらだよユカ」


「500円^^」










「全財産って言ったよな」


「うん、全財産!」


高校生でうまい棒50本分とは・・・









「もういいや。カスミは?」


「1万円」


うん、普通だ。うまい棒1000本。


「・・・タツヤは?」


お気づきかもしれないが、現時点で全然6万円に足りてない。


「ん?えっと・・・100万円ぐらい?」



「うん、そうか・・・。全部お前が払え。」






タツヤは大金持ちのボンボンなのでしたw いや、だから今考えたわけじゃなく。



「なんだよお前!!6万円集まんなくて、『よし、無楽部最初の活動だ!』ってなってがんばるっていう予定だったのに!」


「いや・・・まああるもんはしょうがないし・・・」


これだからボンボンは。流石うまい棒10万本。





と言うわけで部室です(笑)


「うわー広いなー」


「これって東京ドーム何個入るんだろう?」


多分1個未満です。



「前は何部だったの?」


「柔道とかプロレスとか?」


「いや、手芸部だ。」






「へ、へぇ~・・・。大人数だったんだな」


「いや、2人だ」










なにをしていたのだ手芸部は。




「とりあえず、今日からここが・・・俺たちの・・・部室だ!!」


刹那風に言っても誰も気づいてくれないのでしたw





ちょっとがんばった^^

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