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部活っていいね
「出してきたぞ」
「出してきたの・・・?」
「ほんとに・・・」
「出してきちゃったの?」
「おう!部長は俺だからな!」
あの後・・・暇人団だと流石に意味不と言う事で4人の部活の名は・・・
「今日から俺らは無為を楽しく過ごす部だ!」
「わーい」
「きゃっほーい」
「何すりゃいいんだー」
「だから放課後になんとなく集まって、なんとなく過ごして、なんとなく解散する。本を読んでもいいんだぞ」
「僕はタツトほど読書家じゃないよ」
そう、俺は読書が好きだ。勘違いして欲しくないが、決して陰惨なインドア派ではない。しかしタツヤときたら全く本を読まないときた。折木奉太郎や伊丹耀司を知らないとは可哀相な奴だ。
「ま、来なくてもいいんだけどね」
「ねえねえタツト」
「なんだユカ」
「無為を楽しく過ごす部って呼ぶのめんどくさいから、『無楽部』って呼ぶ事にしようよ」
「ノリノリなのはいいがな、なんかぜんぜん楽しくない部活ではないか。・・・まあいいか。じゃあ無楽部最初の集会終了ー。はい解散ー」
なかなか楽しそうじゃないか
短い。