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暇を持て余した―4

パンフレットによると飲み物が買えるのは少し離れたところらしい。

その道中で少し考えてみる。

「由香…か」

俺にとってはただの幼なじみだ。いつもそこにいるのが当たり前の。

俺の思い出の片隅にはたいてい由香がいる。

…がしかし、だ。

あまりにも近すぎて恋愛対象としてみたことがなかった。


由香は…そうではなかったようだが。



今までは由香はただの幼なじみだったんだ。…そう、今までは。


今はどうなんだ?

わからない。断じてわからない。

いきなり問題を突きつけられても即答はできない。

ただ…悪い気はしない。よくわからんが。


だからといってそんな急に由香と付き合いたいとか思うわけでもなく、この件が整理できるのはまだかなり先になるだろう。とりあえず保留だな。本人から聞いたわけでもあるまいて。



そーんなことを考えていたらもうとっくに売店を通り過ぎていた。少し考えすぎたようだ。













やっと落ち着いてきたな。さすがに迷子センターはないな。うん?あそこで寝てるのは拓じゃないか?










メリーゴーランドが一周する間に龍斗の姿が見えなくなった。

ふふん。せいぜいうまくやんなさいよ。










ん?ここは…?

あ、そっか。遊園地だ。寝てたのか。我ながらすごい精神力だ。


「おーい」


ん?あれは達也?


「あれ?他の3人は?」


「はぐれたっぽいから由香と2人で…あれ?」



必死に頭を起こそうとすると、頭上からメルヘンチックな音楽が流れてきた。…メリーゴーランドの近くか。



ん?










拓はまだ頭がはたらいてないようだ。



メリーゴーランドが終わったようで客が降りてきた。


…その中に香澄が交ざっていた。


……ふっふっふ。読めてしまったよ。

まあ頑張れ、わが哀れな盟友よ。










売店の前。


コーラを持った俺。

俺の目の前にいる由香。







はっはー!

…由香だってさ(泣)

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