とある吟遊詩人の歌
____これは、天より舞い降りそして昇って行った、二人の英雄の御話____
この世界を救ったのは、二人の英雄。
それまでは悪の魔法使いたちがこの世を支配しかけ、悪事を働いていた。
しかし、そこに、善の魔法使いたちが現れた。
善の魔法使いたちは、悪の魔法使いたちを倒し、倒されながらも、世界を少しずつ善くしていった。
だけど、悪の魔法使いたちは狡猾であった。あってはならない禁術を使い、実験を重ね、生物兵器を生み出した。その者らは、影に潜み、次々と善き魔法使いたちを殺していった。
どんどん善き魔法使いたちの数は減り、世界に暗雲が立ち込めた。
しかし!そこで現れたのは、星を降らせ、空を操る聖女と、光と水を操る勇者であった!
二人は悪の魔法使いたちの城に突入し、軍を壊滅させ、長を倒した。
堂々と城の中に入っていった勇者と、その外で清き魔法を使い兵を一人残らず眠らせてしまった聖女の姿は実に素晴らしいものであったとのことだ。
この二人がいる限り、幸せが永遠に続くかと思われた。
だが、そうはならなかった。
突如として、その二人が忽然と消え去ったのだ。
二人は永遠の眠りについたのだろうと判断され、盛大に弔われた。
二人は今の世界を救うためだけに地上につかわされ、任務を遂行した今となっては、もう天に昇り、救世主として現れるのを待っているという.....
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「はっ、どこまでが本当なんだか。」
耳に緑色のバッジをした少年が鼻で笑った。
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