入学式とトモダチ
お待たせしました....!っつっても待ってる人いないか()
「ふぅっ、くああああぁぁ」
今日は入学式。欠伸をしつつ、起き上がる。
「ってか親いないって.......まあいいけど。」
顔を洗い、服を着替える。
.......大体のことは星命さんから教えてもらった。
ってか、なんなら俺に家事の才能くれたし......
まあ、至れり尽くせりなのはそれなりの理由があるからだよなぁ......
___________成功、させないとな。
手早くパンと目玉焼きとインスタントスープという朝食を取り、はねた髪を撫でつけてドアを開ける。
孤独はやはり怖い。こういう学校までの道も、普通の家だったら親と一緒に仲睦まじい会話をしながら手をつないでいくんだろうな........
急に胸の奥がざわっとし、咄嗟に頬の痣に触れる。
____正直、これは痣なのかわからない。傷跡でもないし、でも痣のような不確定な物じゃない。現にはっきりとWの字が頬に刻まれている。
________これからは証と呼ぼう。どのみち、そうも言ってられないのだから。
学校生活は忙しい。宿題と授業に追われ、人間関係を築き、先生の御機嫌取りもしなきゃいけない。学校にある暗黙のルールや仕組みを理解するのにゆうに1ヶ月はかかるし、嫉妬されないための手加減も重要だ。
あれ、意外と忙しい?
いやでも俺には12年分の知識がある。多分大丈夫。
.......そういや、友達に選ばれたってやつは、一体どんなのだろうな?
気が合う奴だといいが......
その後、光は目を丸くする。
「え、こいつと....?」
『うんそうそう!名前は[緑谷 才!]』
そこにいたのはおっとり優しくて.....なんていうか、まったくタイプが合わなそうなやつだった。
(まあでも、神様が選んだんだからいいんだろう.....な?)
「では次に、クラス分けの発表になります。紙に貼り出されるので、よく見て探してください。」
______おうちの人(笑)と一緒に探して仲を深めてほしい______
言外の言葉がはっきり聞こえてきた。残念ながら、俺には.....親がいない。てか、家族もいない。
そんなに大きい学校でもないらしく、クラスは3組分しかない。前居たところは6クラスくらい余裕であったのに.....まあいいや。
XXXのことは忘れよう。
えーっと俺は........2組か。いいとこ引けたんじゃない?大体、どこも真ん中がいいよねぇ....
ついでに目で表を追って「ま」行のあたりも探してみる。
.....ビンゴぉ。あったあ。ま、こんぐらいしないと近づけないよね。
『じゃね!アオゾラヒカル君。』
「........」
ぷっつり途絶えた通信。まるで、大切な庇護者を一人失った気分だ。
光は気付かなかった。選ばれたトモダチが、自身に対して目を光らせていることに______だが、それは優しいもので、ごく自然だった_______
次回は才君目線で書きます!どうぞ気長にお待ちくださいっ!