翔琉story2
久しぶりの投稿です(*´∇`*)
新学期が始まり二週間が過ぎた学校での、ある休み時間。
俺の周りにはいつも通り、女子四人組の集団が集まり談笑していた。
彼女達の会話に特に興味のない俺は、席替えで席が離れてしまった石川の方を見ていた。
この二週間、石川はたまに授業をサボっている。
ちゃんと次の授業には戻ってきているので、保健室にでも行っているのかと思ったのだが、体育にも参加しているし、いつも三限目終了した後の休憩時間という決まった時間に教室を出ているので違うようだ。
なら、いつもどこ行ってんだろ――
「 ―― ねぇ、翔琉きーてるー? 」
ボーっと考え事をしていると、隣の席に座っている長谷川に声をかけられた。
「ん? あぁ……うん」
正直聞いてなかったが、とりあえず返事をしてしてみる。
「ほんとにー? 相変わらずにクールだね。たまには会話入ってよー」
だったらもう少し俺が興味持ちそうな話しろよ…。彼氏ほしい云々話してるんだったら俺の所にいなければいいのだが、まぁ「わりぃ、わりぃ」とか笑顔で返しながら本当のこと言えない自分か悪いんだろうな……
そう思いながら彼女達に笑みを向けながら自分の情けなさを振り返る。
すると、誰かが席から立つ音が聞こえたので横目で確認してみると、石川が教室から出ていく姿が見えた。
まぁ予想はついてたけどね。
次、四限目だし。 さてと……
俺はゆっくりと椅子から腰をあげる。
「あれ、どしたの? 」と、向かいにいる渡辺に問われたので、「トイレ」とだけ答え俺は教室を後にした。
× × ×
俺は教室から出ると、少し距離をとりながら石川の後をつけていた。
こうして尾行していると、なんかストーカーみたいだなと思った。……まぁそのものかもしれないけど
つける理由はこれといって無い。強いて言えば、ちょくちょく居ないし、初めて席が隣で話しかけてこなかった女子だったから興味を持ったとかかな。
しばらくついていくと石川は、屋上へと繋がっている階段の前で止めた。
俺はそれを曲がり角から覗く。なんか犯罪者みたーい!
ちなみにさっき授業開始のチャイムも鳴って、周りには誰もいない。先生一人とも出会さなかったのはラッキーだった。
階段を封鎖している「この先立ち入り禁止」と書かれている看板は固定物でサイズもかなり大きく、背の高い石川でさえ越えるのは難しい。
しかし、何故か彼女は後ろに数歩下がりはじめる。
もしかして、と思っていると案の定助走をつけて、石川は陸上部並みの跳躍で看板を跨ぎ飛び越えた。
その際、石川の短いスカートが捲れ上がり彼女のパンツが……
見えねーよ、短パンでした。ふざけんなよ。
俺が、彼女の身体能力に呆気にとられていると、石川はその勢いのまま階段を駆け上っていった。
その後、俺も石川を真似て看板を飛び越える。
着地するときにバランスを崩しかけたがなんとか転ばずに済んで良かった。
階段を登ると、いつもは閉まっている屋上のドアが目に入る。
鍵が開いている……。
きっと石川が開放したのであろうそれを、
俺はゆっくりと開けた――
はぁ、もう。なかなか進まねぇ……




