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朝子、走る〈前編〉

「おっはよー」

早戸川朝子、10歳

朝子は、走ることが大好きでした。

朝子は昭和が始まった1925年、東京に生まれました

「朝子、早くしないと汽車来るよ」

そう言うのは朝子の母、千代子です。

「分かってる分かってるって」

そう、朝子は今から父親で一等機関士の次郎の帰りを迎えに行くところです。

「行ってきます!」

そう言って朝子は走って行きました。

朝子は普段、祖父の茂、母の千代子、次女の和子と暮らしています。

「汽車走ってる! お父ちゃん待っててね!」

そして、、

「お帰り!お父ちゃん」

「おー朝子迎えに来てたんだな」

「うん!楽しみで走ってきた!」

「ハハハ 朝子は相変わらず元気だね!」

「そんなことより早く家に帰ろうみんな待ってるよ」

「そうだな」


お昼頃、、、

「ただいま」

「もー 遅くてご飯食べちゃったよ」

「ごめんごめん、レストランでご飯食べちゃったから遅くなっちゃった」

「そんなことより早く話聞かせて! 和子も聞きたがってるし」

「父ちゃんはね・・・」

そんな楽しい時間は過ぎていきまた船が出る日が来てしまいました。

「あーあ楽しい時間はあっという間だな」

「次いつ帰るの?和子寂しいよ」

「次帰るのは1ヶ月後だな」

「和子、いい子にしてるんだぞ。朝子、家族をよろしくな」

そう言って朝子にかぶっていたソフト帽子を託して汽車に乗りました


数日後、

「ただいま」

いきなり、朝子の家にあったことのない人が帰ってきました。

「あのー、あなたは、、」

「とりあえず、茂さん呼んできて」

「は、、はい」

知らない婦人が来て戸惑う朝子

婦人の正体とは、、、


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