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皆への相談

「お邪魔しま〜す」


皆が来た声が下の階から聞こえてきた


(さて、俺も行くかな)


今日の予定は昨日と同じ時間だったため、午前中に起きて着替えておいた


『いらっしゃい』


「あ、龍司君」


下の階に降りリビングに入ると、最初に一葉と目が合った


「昨日ぶりだね」


『ああそうだね』


昨日の今日なので、昨日の事を思い出しお互い照れてしまった


『身体は大丈夫?』


「あ、うん…大丈夫だと思う」


女の子の身体の事はわからないが、次の日が辛いなら無理はして欲しくはなかった


「こら〜!私達もいるんだからね。昨日は良い感じだったのかもだけど、また後で二人で話しなさい」


百合が俺達を見ながら、周りの皆の事を指している


『あ、ごめん…』


『も〜昨日の事は聞かないって約束をしてるんだから、今日は今日で龍司君のお母さんに教えてもらいましょう!』


双葉が間に入って話を進めてくれた


『一葉、無理だけはしないでね』


「うん、ありがとう!」


一葉に伝えて、母の話を聞くことにした




「はい、というわけで龍ちゃん達の話は終わったみたいなので、皆さんで学校にして行くお化粧を考えましょう!」


母の声に皆そちらを向く


「あれ?そういえば皆は普段学校行くときに化粧はしてるよね?」


俺はふと思い出し、皆に聞いてみた


「私以外はあまりしてないんじゃない?」


百合が皆を見ながら言っている


「私は、龍司君と登校するようになってから少ししてます」


「私は入学したばかりだし、最近は少し意識してるけど」


一葉がそう返すと、桜も返事をした


『つまり俺のためにしてくれていると』


「そうよ、当たり前でしょ!」


桜が照れながら返してきた


『なるほど、正直嬉しいんだがそういえば皆に話があってさ』


「話?」


皆がこちらを向いている、俺は昨日考えた事を話す事にした


『最近髪を切って、俺も皆も周りから余計注目を浴びるようになったと思うんだ』


「うん、そうだね」


『だから告白されたりとかこの前の件とか、色々考えてもう俺達付き合ってると公にするのはどうかな』


「…」


俺の言葉に、皆黙って考えている


(これから先を考えたら、これが正解なのかもしれないと俺は思うけど、皆はどうなんだろうか)


俺も黙って暫く待つ事にした


「いや、私はいいんだけどさ」


「私も問題ありません」


待とうと思ったら、思ったより早く返事がきた


「私達は問題ないよね、好きな人は皆同じなわけだし、それ以外の人には興味ありませんって言うだけ」


「だけど龍司君が周りから言われるのが心配」


皆の懸念は俺だったらしい、皆大丈夫なの?って顔でこちらを見ている


『俺は大丈夫、これくらい乗り越えられないと皆を幸せには出来ないと思うから』


昨日から考えていた言葉を皆に伝えていく


『それにもう連絡先聞かれたり、告白とかそういうのも疲れたよな』


「たしかに、断るのも疲れるものよね」


多少のリスクはあるだろう、だがそれに見合うリターンもあるはずだ


『正直皆が学校でもっと目立つ様になれば、どんどん苦労する事になりそうだからね』


「本当は私達が男子に声をかけられるのが嫌なんでしょう?」


百合が意地悪を言うように、俺の心の中を見てくる


『ぐっ…当たり前だろ、俺だって皆の事心配してるんだからな!』


「ふふふ、龍司君、大丈夫だよ」


拗ねている俺に皆が微笑んでくれた


「そろそろいいかしら?」


俺達の話を待っていてくれた母に話しかけられた


『あ、母さんごめん』


「いいのよ〜、そうね〜そういう事なら自分に自信を持てるメイクを、明日から出来るようにしましょうね」


「はい!」


(公にするならなるべく早いほうがいいよな)


俺は早ければ明日、学校で周りに伝えようと思った








「龍司、どうかな?」


暫く母に教わる皆を見ていたら、百合が声をかけてきた


『メイクはそこまで変わりないけど、髪型は珍しくツインテールか』


「こういうのは嫌い?」


両手で左右の髪を掴み、感想を聞いてくる


『いや嫌いじゃないけど、その人に似合うかどうかも大事かなぁ』


「ふ〜ん、好きな髪型はあるの?」


『う〜ん、しいていうならポニーテール?』


個人的な趣味で言うとポニーテールが好きだ、ある程度髪が長い人で似合わない人も少ないだろう


『料理とかする時も似合うと思ったり…』


「ふむふむ、なるほどなるほど」


「龍司君、私短い」


「私も最近切っちゃったなぁ…」


霞と双葉が聞いてたらしく話に入ってきた


『いや、二人は今の髪型が似合ってるから大丈夫!』


「本当?嬉しい」


落ち込みかけた二人に笑顔が戻った


『そ、そういえばさ昨日の写真とかないの?』


俺は話を変えるために、昨日見ることが出来なかった皆の話をした


「あ〜あるわよ、送るわね」


メッセージに届いた写真には、昨日の高梨家にいた四人と母が写っていた


『お〜なんかアイドルとか女優と言われても信じそうなくらい、皆可愛いし綺麗だね』


「ふふふ、それでもお母さん的には本気じゃないらしいわよ」


『え〜』


たしかに昨日の一葉に比べたら、多少は大人しめというか軽めな気もしなくはないが、こんな子達が学校にいたら男子にとっては天国かもしれないと思った


『う〜む、これはさすがに俺だけの前でして欲しいな』


「でしょ〜、でも昨日の柊さんは見たのだから感動したでしょ」


『正直誰かわからなくて、遠目に女優が撮影でもしに来てるのかと思った』


昨日の一葉は見た瞬間に惚れ直したくらい、綺麗で可愛い女性だった


「龍司が出た後にすぐ柊さんを呼んで母さんが仕上げたからね、これで落ちない男はいなかったはずよ」


「私はお姉ちゃんを家で見たけど、凄かったなぁ」


双葉だけは、昨日帰宅後に俺と一葉を見ていたので知っていた


「あのレベルまでは正直無理だけど、もっと綺麗にはなりたいよね〜」


正直世の男達が寄って来てしまうので心配ではあったが、お互い様なのであまり言えなかった


(やっぱり女性は綺麗になりたいものなんだな)


俺は母に教わる皆を見て、自分ももっと努力をしないとなと思えた






「こんな感じかしらね」


母に教わり皆が自分で化粧と髪のセットをしていた


『お〜』


化粧をしているのはわかるが、化けるというよりは素材を引き立たせるメイクになっている


『みんな可愛いよ』


「うん、ありがとう!」


「これくらいなら、先生とかにも注意されなさそうね」


「後で練習しなくちゃ」


母の教えを皆しっかりとメモに取っていた


『さて明日以降どうなるかな、なるべく早く公にはするつもりだから』


「私達も考えておくわ」


なるべく早く、皆のためにも動こうと思った


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