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勉強会 2

「では行きますか」


霞の言葉に、他の四人が片付けを始めていた


(もう十六時か、いい時間だな)


全員を送る事を考えたらいい時間だろう、俺も勉強道具を鞄に仕舞った


「先に行きますね」


そう言って一葉達がリビングから出ていく、俺は百合と二人で残されていた


『送らなくていいの?』


「え、なんで?」


『なんでって、もういい時間だから送って行かないと』


「あ〜なるほどね」


百合は、俺の言葉を理解してない風に頷いていた


「そろそろかな、行くわよ」


『えっ?』


百合は俺の手を引いてリビングを出た




「ついたわよ」


俺はまだ、霞の家の中にいた


『ちょっと待て、ここって』


それは、前に泊まった日にお世話になった風呂であった


(え、どういうこと)


俺は何が起きてるのか、理解出来なかった


「脱ぎなさい」


『は?』


「いいから脱ぎなさい」


『えぇぇぇぇ?』


百合に無理矢理、服を剥ぎ取られていった


「あとこれね」


そして目の前が真っ暗になった


(これは目隠しか)


目の前が真っ暗になったと思ったら、後ろで強く締められる感じがした


シュルっと隣で、布が擦れる音がする


『なぁ百合』


「ん?」


『何これ?』


「ふふふ、今脱いでるから待ってなさい」


隣で、服を脱ぐような音が聞こえ続けていた


(霞の家で百合と風呂に入るから、皆帰ったのか?)


「行くわよ」


『え、ちょっと待って』


百合に手を引かれた




(あ、檜の匂いがする)


この前嗅いだ、檜の良い匂いが鼻に入ってきた


「ほら、ここに座って」


百合に誘導されて、椅子に座らされたみたいだ


『百合、これどうい…』


「あわわわわ、龍司君の裸だ」


「凄い、男の人の初めて見た」


「私はこの前、逆に見られた」


(いや霞は見せてきただろうが、てか)


『みんないるぅぅぅぅ!』


「バレたか〜あはははは」


俺の叫びに大笑いで応えてきた


『いやいや、何してんだよ』


「ふふふふふ、さて問題です。私達は今タオルは巻いてるでしょうか?」


『えっ…』


百合のは何度も見てるが、他の皆も今そうなのかと想像してしまった


しかも霞のは、この前見てしまっている


(ちょっと待てよ、俺は今タオルさえないんですけど…皆に見られてるんじゃ)


「うわ、龍司君の…凄い」


「きゃ〜」


『いや、ちょっと待って!』


俺は今すぐに洗い場から逃げ出したかったが、目隠しで方向がわからなかった


「諦めて私達に洗われなさい」


どうにか立とうとしたが、肩を押さえつけられた


『いやだって、皆は今…』


「そのうち見ることになるからいいでしょ」


(いや良くないだろ、恥ずかしくないのか?)


『皆は恥ずかしくないの?』


「え、恥ずかしいけど…そのうち、ね?」


『うううう』


「ほらほら洗いますよ〜」


手を持ち上げられ、腕や足、背中と全身を洗われていく


「前は…今回は私がするからね」


『百合ぃぃぃぃ!』


「龍司君のが、あわわわわ…」


「え、凄っ」


「…」


(誰も止めてくれねぇぇぇぇぇ!)






『もう…お婿に行けない』


「大丈夫よ、私達がもらってあげるから」


なんかかっこいい事を言われた




「よし、入りますか」


ゆっくりと立たされて、浴槽に座らされた


『あの、そろそろ目隠しをですね』


「あら、私達の見たいのかな?」


一葉も調子にノッたのか、百合みたいな事を言い始める


『ぐっ』


「ほらほら〜いいお湯ね〜」


両腕に抱きつかれて、柔らかい感触がきた


『え、誰?』


「誰のでしょうね〜」


正面から声が聞こえると、正面から抱きついて来た人がいた


(知りたいけど、目隠し取れねぇ)


俺は抵抗せず、体の力を抜いた


少しでも力を入れると、ぷにっと感触があり


「いやん、エッチ」


とか言われるからだ


『も、もう出てもいいですか?』


「駄目だよ〜」


暫く、気配を消そうと思った




「しかし、真白さんのお家のお風呂いいですね〜」


「祖父母の趣味」


「旅館のお風呂みた〜い」


「こんなお風呂に、毎日入れていいな〜」


「また来てもいいですか?」


「いつでも大丈夫」


女の子達は盛り上がっていた


(これいつになったら、出れるのだろうか)




「ねぇ、龍司はそろそろ見たくなってきたかな〜?」


百合が、胸から腹にかけて指でなぞってきた


『い、いや、その…』


「ふ〜ん」


「ぃやんっ」


『っ!』


「ふふふ」


百合に触られたのか、一葉の声が聞こえた


(もう勘弁してくれ〜)


「仕方ないなぁ」


スルッと目隠しを外されたので、すぐに目を瞑った


「お〜い」


『はい』


「せっかく外したんだから、目を開けなさいよ」


『いや、それは…』


「いいから!」


そう言われて恐る恐る目を開けると


『うっ』


全員が、水着を着ていた


「じゃじゃ〜ん!」


『うわ〜良かった〜』


「何?私達の見たくないっていうの?」


『違うって!』


百合が水着を外そうとしたので、急いで止めた


(水着で良かった、いや良くないけど。理性が完全に持たないかと思った)


しかしよく見ると、皆結構際どい水着を着ていた


『あの、そういうのが好きなの?』


流石に派手すぎるので色々と心配になった、特に外では目立ってナンパされるのではないかと


「いや、龍司君だけに見せるから買っただけよ!」


「さすがにこれは外では着れないよね〜」


全体的に布面積が少なかった、百合なんかもはや


『紐、というか線』


「ふふふ、どうよ」


『いやそれ、もうほぼ見えてるじゃん』


色々とアウトだった




「龍司君どう?」


少し奥にいた霞が、抱きついてきた


『…』


(え、これはもはやコスプレなんじゃ)


霞はスクール水着を着ていて、胸のところには「真白」と書いてあった


「どうよ、男は好きなんでしょ?」


『好きと言えば好きなのかもだが…』


「龍司君、駄目だった?」


不安そうに見上げる霞を見て


『最高だったぞ』


もう、そう言うしかなかった


「いいなぁ霞ちゃん、私ももっと攻めれば良かった〜」


『もう十分です、よ…』


(あ、やば…)


「龍司?龍司!」


安心したのか、意識が遠のいた








「………」


「…司」


『うっ』


目を開けると、見知らぬ天井があった


「起きた?」


五人の声が聞こえた


『ここは…』


「ごめん、はしゃぎ過ぎちゃったね」


五人が申し訳なさそうに、団扇で扇いだりしてくれていた


「龍司ごめんね」


百合は膝枕をしてくれていた


『いいよ、楽しかったよ。ありがとう』


皆に悲しい顔はさせたくなかった




『もう大丈夫だよ』


落ち着いたので、起こしてもらって着替えた


『遅くなっちゃうから、帰りますか』


「明日休みだったら、お泊まり出来たのにね〜」


「私は構わない」


「そうですね〜また夏に合宿とかしますか?」


話が盛り上がって、また夏にとの話になった




全員を家に送り、少し遅くなったが家に着いた


母には勉強会をするのは伝えておいたので、百合の説明もあり何事もなく終わった




(ふぅ、今日は疲れたな)


部屋でベッドに寝転がり、今日の事を思い出して恥ずかしくなってきた


「龍司、起きてる?」


百合が部屋に入ってきた


『ん?』


「今日はごめんね」


『大丈夫だよ、ちょっと理性がやばかったけど…』


ついつい本音が出てしまった


「へ〜、今日は一緒に寝ましょうね〜」


笑顔で俺の上に乗ってきた


『好きにしてください』






今日は色々あったが、楽しい一日だった。なのに明日あんな事になるとは思ってもいなかった


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