明けの月曜 3
(う、嘘っ)
目の前から声が聞こえる
放課後、漫画研究部の部室に来て、読書をしていたらいつの間にか寝ていたようだ
『あ、先輩おはようございます。すいません寝てました』
「んーん!いいのいいの!気にしないでいいから!」
柊先輩が顔を真っ赤にしながら離れる
『んー?先輩もしかして寝てる俺にいたずらしようとしてました?』
ビクッと先輩が反応する
『え、まじで?』
「違う!違うよ!足元に落ちてる本を拾ってあげただけだよ!」
そう言いながらどんどん先輩の顔が赤くなっていく
(部室はそんなに暑くはないよな)
『窓でも開けますか?』
「大丈夫大丈夫!大丈夫だよ!」
先輩の様子がおかしい…
(先輩が近くに来たときに、寝相が悪くて抱きついたとかだろうか)
んなアホなと思いながら考えてみるが思いつかない
(変に聞くのも良くないよな)
『先輩』
「ひゃい!」
(そんな返事する人本当にいるんだな)
『今日ちょっと寝不足なので帰りますね』
「あ…うん、またせてごめんね」
『いえいえ、また明日来ますから。それではお疲れ様でした』
「う、うん。お疲れ様」
風邪でもひいたのかもしれない
『先輩も無理せずに』
「あ、ありがとっ」
(先輩の事も気にかかるけど、今日は帰って早く寝よう)
そうして俺は漫画研究部の部室から出たのであった




