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手綱を握る

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

運命は、自分で開けると思ってますよ。

ただそれには莫大な労力が掛かる。

自分の限界に気が付かない。

だから何時も何方か任せです。

社会人と言うのは、忙しい。ゲームのデイリーを熟しているだけで、一日が終わってしまう。他にもやりたい事は幾つもあるけれど、制限が決まって居ないものと言うのは、どうしても後回しにしてしまうものだ。それがどんなにやりたい事であっても。


「お前は、休むという事をしないのか?」

前に座る御前は酒を傾けながら、静かに私に問いかける。厳しくも、憐れむ様な視線に、思わず口先だけの安心を述べそうになる。

「休みの日の過ごし方ですか? 休みの時でないと、巡礼も、見聞を深めるのも、出来ないじゃないですか。読書とか、動画閲覧とか、隙間時間にも出来るじゃないですか」

それがどんなに纏め読みした方が良い小説でも、趣深いアニメの総編集であっても、何でも。人生は短い。本当に短い。お世話になった方々への謝辞も、実際に赴かないと分からない経験も、期限決めないと後回しにしてしまう。

「……期限決まってないものって、ついつい後回しにして、やらなくなっちゃうんです。だって何時でも出来るでしょう?」

「……積雪」

「あぁ、来週雪が降るそうですね。でも雪が降ったくらいじゃ、私は止まりませんよ!!」

社会人はそれだけじゃ止まらないんですよ!! 寒さに負けるな!!

それから数日後、突発的に高熱を出した。検査を受けると流行りの病だった。強制的な休養を求められ、私は出歩く事も不可能になった。まぁ、たまにはゆっくりするのも良いか。そこまでされないと、出歩くのだし。

病態もまともになったので、私は手始めに、動画を漁る。丁度見たかったアニメの総編集が期間限定で上がっていた。博物館に行かなくとも、同じ景色を見せてくれる、優しい雰囲気のアニメ。この機会だし、見ておこうかな。あぁ、あと一日一頁しか進んでいなかった小説の読破。やっぱりあれは纏め読みに限る。私は何時まで強制養生なのだろうか? 来週の木曜日まで。

そこまで考えて、思わず心の口を噤んだ。

タイミングが良すぎる。小説の読み返しをしようとしていたのも、アニメの総編集が出されたのもつい最近。そして、水曜日と木曜日には雪が降る。

「……気を使って戴いた?」

地獄を見たのは一晩だけ。後は何事もなく、歩けるまで立ち直った。もう、全然苦しくない。

『お前は休む事をしないのか』その言葉が反芻する。私の手網は誰かが握っていなければならない。

ドグラ・マグラ、二週目してます。

平日はゲームのデイリー、休日は飛ばし読みが限界なので、この機会にまた一から読みたいと思います。


あと、蟲○の総集編!! あれがなんと動画サイトに期間限定で上がっておりました!! 嬉しい〜!! 纏て見ようと思います。


積雪予定日まで強制養生なので、やたらタイミングがいいなぁと思ってます。


病態も幸い軽傷ですしね、休みの時しか出来ないことをしようと思います。

くしゃみすると腰が抜けそうなのが一週間前からの懸念ですが。


自分を自分で制御出来れば、誰に依存しなくても生きていけるんですよ。

命運だって、自分で切り開けます。

それが一番最良の方法だとは分かってます。

けれどもそれが出来ない故に、何時も誰かに過保護にされていると思います。

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