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5話 結婚式

翌朝、出勤時刻になっても姿を現さない波瀬を、心配したアート企画課の上司が様子を見に行き遺体を発見した。

遺体には外相もなにもなくただ黒い手形が首と背中に付いているだけだあった。


その知らせを受けた社長に全員呼び出されて、波瀬の死を訃げられる。

それから重い空気で仕事を行う。


午前の仕事が終わりお昼休憩に入って、食堂で昼食を取ってあると。


「昨日は上手くお祓い出来たって言ってたのにね」


「ほんまやね」


何故悪化したのか。

除霊が逆に霊を怒らせてしまったと言うことなのだろうか。


これだけは言える。


「黒い手形からは逃げられない」


「ホンマ怖いな」


二人の話を聞いていた、お隣の椅子に腰掛けていた女性。アルバイト二十年の西部が、


「噂になっとる黒い手形やっぱり都市伝説とちごうて呪いだったんか」


「そうみたい」


「うちんところには現れなければええけど」


西部は唇を震わせながら言う。


昼食の休憩が終わり後半戦に入った。

後半戦も何事もなく進み、一日の仕事が終わり定時で帰っていく。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


数日が経過。愛知県のとある結婚式場。


ここでは鶏冠井かいで夫妻の結婚式が取り行われていた。


新郎新婦が新郎と新婦が、それそれ父親と入ってきた。

招待客から沢山の拍手とお祝いの言葉が聞こえてきて。


「おめでとう」


近くから少女の声が聞こえ新婦が首だけで振り向くも、そこには誰もいない。


新郎新婦はメインテーブルの方へと進む。

メインテーブルに到着すると、再び大きな拍手が結婚式場に鳴り響く。


「ではこれより夫、嵐丸きど様と妻、喬女たかめ様の結婚お披露目パーティーを開宴させていただきます」


それから司会者による開宴の言葉が入る。


それから新郎の挨拶が入って、


「本日はご多用のところ、私たちふたりのためにお越しいただき、誠にありがとうございます。先ほどの人前式で皆さまの承認を受け、晴れて夫婦となりました」


――前置きが終わり本題へ。


「本日は、これまでお世話になった皆さまに感謝の気持ちを伝えたいと思い、ささやかな宴を用意いたしました。新鮮な地元の食材をふんだんに使った料理は、シェフと相談しながら決めたものです」


一呼吸置き、


「行き届かないことがあるかとは存じますが、心ゆくまで食べて飲んで、楽しいひとときを過ごしていただけると幸いです」


締めの言葉を言った。



それから主賓の祝辞に乾杯を行い。

ケーキ入刀を行う。


ケーキ台の前に移動する夫妻。

カメラを持った両方の父親も移動し、カメラを構えて写真に収めた。


ケーキに入刀すると大きな拍手が沸き上がってきた。

続いてファーストバイトで、新郎から新婦に切ったケーキを食べさせていると。


「おめでとうございます」


出席者の方々や主催側が拍手をしてから。


新婦も新郎に切ったケーキを食べさせる。


「おめでとうございます」


拍手が沸き上がった。


出席者の手元にあるグラスにも乾杯酒が注がれ、新郎である嵐丸の会社の専務が乾杯の音頭を取った。


「嵐丸さん、喬女さん、本日は本当におめでとう御座います」


乾杯の音頭でグラスを掲げて乾杯を行い、席に着いて食事の時間に入った。それぞれ料理やお酒を楽しんだ。

暫くの歓談後に新郎新婦中座を行う。

お色直しに行く。


真郎がお色直しをしていると、背後からただならぬ気配を感じ始める。

ソッと後ろを振り向くもそこには誰もいない。


「気のせいか」


何事もなかったように衣装を着替えて会場に戻っていく。


「兄さんエスコートありがと」


「良いってことよ」


ゲストのおもてなしをしていた兄からバトンを受け取り、もてなす。

十分程度経過して新婦も戻ってきた。


続いてフォトラウンドを行う。

それからスピーチ、祝電披露と続いていく。


祝電披露が終わり、花嫁からの手紙と花束贈呈に入る。

手紙で泣く母と父に花束を渡す花嫁。


父と母からの記念品贈呈されて、会場から拍手が飛び交う。


新郎新婦と両家の両親が整列したところで、


「今ここに新しい家族の誕生でございます。本日は本当におめでとうございます」


拍手が飛び交った。


最後に両家代表祝辞で新郎の父、瑛久あきひさだ。


「新郎の父、瑛久です。鶏冠井家、小鳥遊家体表して挨拶さ申し上げます」


司会から紹介された新郎の父が挨拶を始めた。


「深く御礼申し上げます。先ほどより新郎新婦に対し、温かい励ましのお言葉をいただきまして、感謝の気持ちでいっぱいでございます」


感謝の言葉を言い。


「なにぶん、まだ未熟なふたりでございますが、どうぞこれからも皆さま方のお力添えを賜り、温かく見守っていただければと思います 」


最後に――


「甚だ簡単ではございますが、両家を代表し、これにてお礼の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました」


締め言葉を言い放つ。


「只今のご挨拶を持ちまして、お二人の結婚披露宴をお開きにさせていただきます」


「嵐丸さん、喬女さん、本日は本当におめでとう御座います」


拍手がか飛び交う。


司会の言葉で新郎新婦が出口の方へ進んでいく。


「お二人にとっての新たな人生の第一歩、皆様どうぞ今日一番の大きな祝福でお見送りください。おめでとうございます」



大きな拍手と共に会場を退場して外の方へと歩いていく。

こうして結婚式は終わりを迎えた。

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