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『愛』という水をください。  作者: 廼懿鵝 曬爐
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はじめまして

「愛が欲しいです」

そう言われた時、こいつは何を言っているのかと思った。愛が欲しい?それを私に求めてどうする?結局他人である私達はどんな形になっても、所詮他人だ。それなのに、いつかは互いに離れていく存在なのに。そんな不確かなモノに愛というそれもまた不確かな物を求めてくる。

「ねぇ、ちょうだいよ。愛」

この子は何も知らないのだ。この馬鹿な、なんの血の繋がりのない弟は。


 私がこいつのことをなんとも思っていないことを

      知らないのだ。

 高校受験を控えた私は最近イライラする。しなければならないことがたくさんあってイライラする。そんな時に親は離婚する。何も考えていない。自分たちのことしか考えていない。わかっちゃいない。イライラする。イライラする。父親が帰ってくる。何も知らずにニコニコとしながら帰ってくる。あぁ、イライラする。死んでしまえ。

「こんばんは!僕の名前は鹿田かだ 湊葵そうきです。これからよろしくお願いします」

なんだこいつ。

 それが私・鹿田かだ 奏葵かなきと鹿田 湊葵の初めましてだ…

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