030.多弁草探索
──遠征5日目の朝を迎えた──
マサト達は廃村サスを出て、山間部寄りにあると教えられた
多弁草の群生地探しをする。
何箇所か回り、生息状況の確認が出来たら、
撤収前に採取すれば良いかと考えていたが、
未成熟な物が多く纏まった数の確保が困難な事が分かってきた。
その為、各所の場所を地図に記録しながら数本ずつ採取して、
サンディとベスに『収納』してもらい、劣化を防止しながら確保していく。
「結構地面が荒らされてるし、オレ達の前に採取依頼を受けたパーティが、
盗賊団の邪魔が入って失敗したのって、この辺りなのかもな」
「あとあと、多弁草って成育が遅いのかもです」
「そフよね。以前に採取依頼を受けてヒたパーティが、
ここで盗賊と戦ってヒたとしても、
普通の野草なら採取が出来る位まで成長ヒていても、おかしくなヒのよね」
「いや、それに加えて他の要因もありそうにゃ」
【ゴロッ……】
採取場所に近い岩場の一部がズレ落ちたと思ったら、
いつの間にか丸い形に変化してマサト達の方に転がって来た。
「あっ、【ロックバグ】なのです」
ダーハが自分の身長より大きな、
岩のような硬い外殻を持つ巨大な魔物岩虫を見て叫んだ。
「まーくん、おっきなダンゴ虫だよ」
「あぁ、なるほど。アイツに多弁草が潰されているのか」
マサト達の目の前で、転がり落ちたロックバグが、
身を伸ばして地を這い、多弁草を貪りながら蹂躙していく。
「まーくん、確かダンゴ虫って、落ち葉なんかを食べて、
微生物が分解しやすい状態を作って、土壌を豊かにする良い虫だったよね?」
「それは少し違うな。ダンゴムシは、基本的にハルナが言うとおり、
人間にとって役に立つ益虫だけど、落ち葉以外にも農作物の葉や茎、
特に新芽を食べる害虫でもあったはずだ。
今回は、害虫の特性が強く出て、多弁草の不足に拍車が掛かったんだろう」
「あのあの、良くは分からないのですが倒すのです?」
「放って置くと、多弁草が全滅する可能性もあるしな。
害虫駆除をするしかないな」
「う~ん、碌な素材も取れそうに無いのにゃ」
「それを言うなよ……」
「何を言ってヒるのよ。ロックバグは薬の素材にも使ハれてヒて
それなヒの需要があるハよ」
「マジか?」
マサトは思わずツッコミを入れてしまう。
どうも尿関係の効能がある薬が出来るらしい。
他にも毒が無い事から、戦時中に外殻が未成熟な幼虫を
非常食にしていたと言う歴史がある事をサンディに教えられ、
皆がドン引きしていた。
ロックバグと戦ってみた所、叩くとすぐに丸まられ、
岩の外殻によって物理攻撃がまともに通らなくなる。
ベスが外殻の隙間を狙っていたが、
丸まった身体で転がり込んでの体当たり攻撃が来る為、
狙いが定まらず、お手上げ状態になっていた。
ハルナとダーハが魔法を使って応戦したが、
周りにある多弁草の関係で、使える魔法が制限されて思うように
有効打が与えれないまま時間が過ぎていく。
仕方が無いので──
『刃路軌』
マサトが宝刀・蒟蒻切の吹き飛ばし攻撃で、
ロックバグを後方に連続で弾き飛ばして多弁草の生息地から追い出す。
『砂維陣』
そこを先回りしたダーハが、魔法で地面を砂状化して落とし穴を作る。
マサトは、その落とし穴目掛けてパットゴルフよろしく、
ロックバグをカップインさせた。
『ファイア』『狐火』
落とされたロックバグは、落とし穴にフタをされる形で、
火魔法を放り込まれ、身体の水分を蒸発させられ、
干乾びさせられながら倒されていった。
「相変ハらず、ヒドイ戦ヒ方ね」
サンディから呆れた賞賛が送られる。
「う~ん、それは良いとして、ある程度は予想していたけど、
今回の事でベスとハルナの弱点が浮き彫りになった形だな」
「まぁ認めるにゃ。私は装甲の厚い相手には無力化されやすいにゃ。
人狼のように、少しでも傷を負わせられるのであれば、
毒などを使って対処出来るけど、あそこまで防御を固められると
相性が悪すぎて基本的にお手上げにゃ」
「ボクの場合は、大雑把な魔法が多いから
周囲に被害を出さない使い方が難しいんだよね
あとボクのファイアじゃ、火力不足で外殻を壊せないし、
多弁草が気になって、延焼を起こす可能性があるサンダーも使いづらいんだよ」
「今回は一匹だったから良かったけど、複数を相手にした時が問題だよな。
そう考えると盗賊団と、いきなり戦闘にならなくて良かったな。
手持ちの手段で対抗策を考えておかないとな」
マサト達はロックバグを駆除して次の採取場所へと移動する。
すると今度は巨大なミミズの魔物が数匹、地面から這い出て立ち上がり、
左右にうねりながら、多弁草の周りを取り囲んでいた。
「うわぁ……ちょっと近付きたく無いかもだよ」
「あれは【ロックイーター】なのです」
「岩食いか。数もかなり多いな」
「アレ、ロックバグを溶解液で弱らせて、かじり付ヒているハよ……」
「また碌な素材が取れ無さそうな魔物にゃ」
「でもでも、ロックイーターは食べた物を体内で、
蓄積する特性が有るのです。稀に珍しい鉱石が出てくるのです」
「ダーハちゃん、物知りだねぇ」
「ロックイーターの相手は得意なのです。何匹でも相手に出来るのです」
「ほほう。それじゃあアイツら相手にやって見せるにゃ」
「はいなのです。『砂維陣』」
ダーハがロックバグの時に落とし穴を作ったのと同様に、
魔法で地表の一部を砂状化して砂塵操作を行い、
ロックイーター達を砂嵐で包囲する。
するとロックイーター達は次第にグッタリとしていき、
地べたに這いずり、そして動かなくなっていった。
「ダーハちゃん、スゴイ!」
「ええっ! なんであんなホで、死ぬハけ?」
「あぁ、そうか。ミミズって皮膚呼吸だった。
体表の水分に溶けた酸素を吸収しているから、
水分が無くなって窒息死してるんだよ。
要するに、ハルナが強欲な人狼相手にやったって言うのと同じ方法だな」
「えっ、そう言う事だったのです?」
「子狐、エゲツないにゃ」
「まあ、ロックイーターから何か見つからなヒか探ヒて見ハしょう」
一網打尽にされたロックイーターを解体していく。
その腹の中からは、さまざまな鉱石類が多数出て来た。
これらをサンディに収納で回収してもらっていると、
一匹の小鳥が近寄って来て、けたたましく鳴き出し、そしてまとわり付いて来た。
「キュキュキュキュキュキュキュッ……」
「うおっ、ビックリした」
「ちょ、ちょっと、一体なんハのよ」
「わぁ、まーくん、この鳥さん、人に懐いてるよぉ」
「小鳥さん、かわいいのです」
「うっとおしいにゃ」
「ウゥ……ワウッ!」
小鳥は、最初にマサト達に絡んで来たが、
最終的にガブリエルに、ちょっかいを出し始めた。
そして絡まれたガブリエルは、前足や尻尾で小鳥を払おうとするも、
素早く飛び回わられて逃げられる為、ムキになって追いかけ始めた。
「あっ、行っちゃったのです」
「これだから駄犬は……」
「でも、あの鳥さん、なんだか変だったよぉ」
「ガブリエルを誘っているようだったな。追いかけてみるか」
マサト達は、小鳥に引っ張られて行ったガブリエルを追う。
しばらく行くと、先程の小鳥が木の上に止まり鳴き声を上げていた。
マサト達が、小鳥の居る木の下に向かい走っていると、
今度はガブリエルの声が聞こえてくる。
【キャイン、キャイン、キャイン、キャイン、キャイーーーンッ!】
顔を腫れ上がらせたブサイク顔で、
ブザマな鳴き声を上げるガブリエルが戻って来た。
その後方には、大量のハチの集団を引き連れていた。
「駄犬、何やって来たにゃっ!」
「ハルナ!」
『アクアケージ』&『マージ』
『治祇』
ハルナが自身を中心に水牢結界を展開し、ガブリエルを引き入れる。
水牢結界の厚い水の幕を抜けさせる事で、
ガブリエルに取り付いていたハチを流し落として、
ダーハが素早く魔法で治療する。
目を覆うばかりに腫れ上がっていたガブリエルのブサイク顔に
サンディが過剰反応を起こし、パニックに陥っていたのを、なんとか宥め、
見られる程度のブサイク顔にまで戻してもらうも、
その顔がすでに元からの顔だったと気づくまでに
かなりの時間を要したのは内緒だ。
ガブリエルから引き剥がされたハチ達は、水牢結界の周りを、
しばらく飛び回っていたが、やがて小鳥が止まっている木の方向に戻って行った。
「一体、なんだっハの?」
「見た感じミツバチのようだったにゃ」
「あっ、ハニーガイドかっ!」
マサトが、襲来したハチがミツバチであった事から、ある事を察した。
「あのあの、それはなんです?」
「あの小鳥の事だよ。
人や動物を蜂の巣の所まで誘導する鳥の事で、
ハニーガイドバードって呼ばれている」
「まーくん、あの小鳥さんは、なんでそんな事をするの?」
「あの鳥がハチミツを食べる為だな。鳥はハチミツを食べる為に
人間や動物を連れて来て、蜂の巣を取ってもらって、そのおこぼれを食べる。
人間や動物にとっては、蜂の巣を探すのを手伝ってもらえる。
つまり共存共栄の関係になるんだよ」
「それじゃ、まーくん、この先にハチミツが取れる巣があるんだね」
「そうだな。せっかくだし採取して行こう」
「はいなのです」
この先にハチミツが取れる蜂の巣がある事が分かり、
女性陣の移動速度が上がる。やはり甘い物には目が無いようだ。
「キュキュキュキュキュキュキュッ……」
再び小鳥の鳴き声が響く。
鳴き声のする方向に向かうと、木に寄り掛かって両足立ちをして、
身体と両手を伸ばしながら、ぶら下っている蜂の巣を破壊している
一体の魔物が居た。
それは他のハニーガイドバードが引き連れて来た魔物のようだ。
蜂の巣を破壊してハチミツを吸っている魔物は、最初クマかと思っていたが、
大きさが一回り程小さく、基本的に全身が黒毛であったが、
頭部から背中のラインは、白毛で覆われていた。
「まーくん、おっきなイタチがいるよ」
「先客のようにゃ。でも見た事が無い魔物にゃ」
「ハれは、スカリーラーテルね。ハチミツ好きの凶暴な魔物って聞いてるハ」
「ラーテル?
ああ、ハニーガイドバードと対に出てくるハニーバジャーの別名か。
こっちの世界でも、つるんでやがるのか。しかもデカイ」
「知っているのかにゃ、マサハルサンダー」
「ベスにゃんが、魔法を唱え始めたよ」
「はわわわわ?」
「メンバー名の一纏め芸が、ここに極まった感じだな。
オレ達の世界のラーテルは、厚い毛皮に覆われていて、
猛獣の牙や爪を通さない上に、猛毒にも耐性がある強い動物だ。
毒蛇を狩って食べたり、自分より大きな動物にケンカを売ったりする事から、
世界一怖い物知らずな動物として、ギネス認定ってのをされている」
「ヒシャーッ、ヒシャーッ、ヒシャーッ」
スカリーラーテルが、マサト達に気づき、耳障りな唸り声を発して威嚇する。
しかし女性陣は、目の前にあるハチミツを入手すべく、
スカリーラーテルを撃退すべく前に歩み出る。
「オレの知ってるラーテルと共通の挙動があるとしたら、
死んだ振りをして虚をついたり、逃げたり、はたまた、
肛門の近くにある臭腺から、臭いガスを出すかもしれない。
スカンクって動物のオナラみたいなヤツだな。
ガス攻撃は、涙と吐き気が止まらなくなって、
七日程、ニオイが取れなくなる可能性があるから気をつけろよ」
女性陣は、一斉に距離を取った。
そしてスカリーラーテルとの戦闘に突入する。
今回は周囲に多弁草が無い為、いつもの基本戦術通りに初手バインドから入る。
スカリーラーテルを足止めした後は、ダーハがハチミツを確保する為に
蜂の巣の風上で火を起こし、煙で燻してミツバチを巣の外に追い出す。
そして頃合を見て、サンディが木から巣を取り除くと素早く収納して回収した。
つまり、そんな事が出来るくらい、スカリーラーテルとの戦闘は長引いていた。
スカリーラーテルにサンディがクロスボウで矢弾を撃ち込むも、
その厚い毛皮に阻まれて、進入角度が悪いと、まともに刺さらない。
ベスも低姿勢から襲い掛かってくる巨大な鉤爪を潜り抜けながら、
攻撃を加えていくも、やはり毛皮に阻まれ有効打を与えられないでいた。
「スゴイ、スゴイのにゃ!」
しかしながらベスは、スカリーラーテルの高い伸縮性と柔軟性を持つ
厚く強靭な毛皮に狂喜乱舞していた。
「絶対狩って、コイツで装備一式を作ってやるにゃ!」
その瞳はスカリーラーテルを、すでに素材としてしか捕らえていなかった。
「埒が明かないな」
「まーくん、もうボクが仕留めちゃっても良いよね?」
スカリーラーテルに有効打を与えられない事で、
ハルナが流水での窒息攻撃で終わらせようとする。
「いや、ちょっと試したい事がある」
そう言うとマサトはダーハを呼び寄せ確認すると
スカリーラーテルに刃路軌による吹き飛ばし攻撃の連撃を浴びせる。
実質的なダメージを与える事は出来ないが、
行動の制限を掛けられたスカリーラーテルが、
その敵愾心をベスからマサトに変え襲い掛かる。
『飛諸魏』
ダーハの魔法、飛諸魏により、地面の一部に弾性化された魔法障壁が敷かれる。
マサトに迫っていたスカリーラーテルが、飛諸魏の効果範囲内に進入すると、
前足に掛かった突進力は、上半身共々、魔法障壁に沈み込んでいく。
しかしながら、中空に取り残された身体と下半身は、
勢いを衰える事なく慣性で前進を続け、
前のめりとなって半回転し、仰向けになって倒れ込んだ。
【ボヨォォォ~~~ン!】
そしてその身体は、トランポリンの上で跳ねるようにバウンドし、
スカリーラーテルは、身動きが取れず起き上がれないでいた。
「ベス!」
「はいにゃ~」
マサトの合図で、ベスが腹を見せているスカリーラーテルの上に降り、
攻撃を加えて行く。その刃はスカリーラーテルの身体を切り裂き、
今までの苦労が、なんだったのかと思えるくらいアッサリと討伐してしまった。
「おおっ、飛諸魏ってこうなるのか」
「まーくん、トランポリン魔法、おもしろーいっ」
「はわわわ、跳躍用の魔法を戦闘に使うなんて思わなかったのです」
「それにしてもコイツ。腹が弱点だったのかにゃ。
まぁ、二種類の皮が手に入ったと思っておくにゃ」
「そうだな。アレだけ大きいと、オレの知ってるラーテルと違っているかもと
思ったけれど、低姿勢で攻撃していて腹を晒さなかったから、
確認してみたかったんだよ。当たっていて良かった。
あと刃路軌で引っ繰り返せるかを試してみたけど、
角度が上手く付かなくて、こっちは失敗したな」
「あたヒの方ハ、ハチミツを回収ヒて来たハ。
スカリーラーテルも回収しておくハね」
「ああ、よろしく頼む」
「あっ、ベスにゃんには一応、魔法を掛けとくね。『清拭』」
ハルナが魔法を唱えると、ベスの身体が温かな霧に包まれる。
全身が霧によって洗浄されると、一陣の微風が霧を霧散させ、
同時にベスに清涼感を与えた。
「あり~。でも、こんな魔法いつ覚えたにゃ」
「昨日、まーくんが気を失ってる時に、汗を拭うのに、
生活魔法三点セットとフォグを合成して創ちゃった」
「オマエは、前にも増してデタラメになってきたにゃ……」
「ひとまず今日の所ハ、これで撤収しハしょう」
サンディが地図を開き、チェックを入れながら判断する。
順調に事が運んでいる時に、引き際を誤らないサンディのバランス感覚に
マサトは感心しながら素直に従った。
──廃村サス──
「ところで、分からないから聞いてみるんだけど、
スカリーラーテルって食えるのか?」
夕食時に出たジャッカローブのウサギ肉を食べながら聞いてみる。
「臭ヒがキツイとか、味が最悪に不味ヒとか聞ヒた事があるハね」
「臭いは血抜きが上手く出来ていなかった物なのです。
味の方は火加減で変わって来る事もあるのです」
「ダーハちゃんは、料理した事あるの?」
「スカリーラーテルは無いのです。でも魔物の肉には良くある事なのです。
そう言う肉は、硬かったり、不味くは無くても、美味しくも無い物が多いのです」
「私はアレの毛皮さえ取れれば良いのにゃ。
大物なので解体はギルドに任せたいにゃ。
もしかしたら良い値で売れる部位があるかもしれないのにゃ」
「それで明日も、多弁草採取と盗賊団探ヒで良ヒのよね」
サンディが、多弁草を煎じた薬湯を飲みながら、明日の予定の確認をして来た。
「あっ、私はスカリーラーテルが居たら狩りたいにゃ」
「そう言えば装備一式を作るとか言ってたな」
「そうにゃ。戦闘中にイルネスナイフを使って毒と麻痺の耐性も調べてみたけど、
アレは中々の物だったにゃ。良い装備が出来るにゃ」
「そうか。それならオレの防具も作って欲しいな」
「素材が集まったら作ってやるにゃ」
「ああ、頼む」
マサトは革細工師としてのベスが言うのであれば、
良い装備が出来るのだろうと思い、作成を頼む。
「(まーくんとベスにゃんがペアルック……)」(ぶつぶつ)
ハルナが暗いオーラを発しながら何やら呟いていたが、
それはサンディからの質問で掻き消された。
「追加のターゲットとヒて、スカリーラーテルを加えるって事で良ヒのよね?」
「ハチミツも取りたいのです」
「駄犬に今日狩ったヤツの臭いを覚えさせれば、多少は追跡の役に立つはずにゃ」
「ワウッ!」
一応の対策が出来ている事もあって皆の意見が、
スカリーラーテルを発見したら倒す方向に傾いて行く。
「まとめると最優先が多弁草採取。次点で盗賊団探しと
スカリーラーテルの討伐兼ハチミツ採取だな。
欲張りすぎてる感はあるが、あくまで目に付いたら狙うって事で、
あと二日よろしく頼む」
マサトはパーティ内の意見をまとめると、目的を共有してもらう。
そして適度に雑談を交わすと、早々に明日に備えて休んでもらった。




