故に儚い
夢を見ることは
恥ずかしいことなんかじゃないと
君は言ってくれた
ボクの肩を優しく叩いてくれた
毎日が灰色に過ぎて
今にも雨が降りそうだった
ただそんな街をわずかに照らす
君のことばがボクの胸にあった
春の陽気の様な笑顔で
ちらっとこちらへ振り返って
「なんやかんやあるやろうけど
まあ、のんびり行こうや」って
少しのことばが嬉しかった
君といられたことが嬉しかった
いつか今日が
消えてなくなってしまっても
君を忘れない心が
故に儚い
夢に生きたい
君のとなりで
笑っていたい
それも叶わず
故に儚い