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大竹 明菜の非日常な日常  作者: Keola
非日常の入り口
7/7

思考

今回からあらすじは無しです。



「お嬢ちゃん?大丈夫かい?」


ふと気づくと、通りがかったおばあさんが心配そうにこちらを見ていた。


「あっすみません!大丈夫です!」


慌てて会釈をしてその場を立ち去る。

覚えの無い記憶。あんなことを私が…?

頭が混乱し、もう寄り道をしようとはとても思えなかった。


家に着くまでの間、私はつい先ほど思い出した記憶について考えていた。


そして、この石を拾った時に聞いた謎の声のことも。


恐らくあの怪獣は異界の者なのだろう。

そして平行世界…とは、よくSF系の物語で耳にするがあまりよくはわかっていない。


しかしあの怪獣のような異界の者、という存在が平行世界からこちらの世界に来ようとしているすれば。


明菜は、たまらなくそれが恐ろしかった。


ただいまも言えずに家に入ると、お母さんの書き置きが机の上に置いてあった。


「今日は遅くなりそうだから晩ご飯は冷蔵庫の中のもので済ませてね☆母より」


うちの家庭はさほど切羽詰まってるわけでは無いが、父と母の帰りは早い方でなく、私はなにかと1人の時間が多かった。


今はそれが好都合だ。ゆっくり考えることができる。


ちなみに冷蔵庫にはカレーが入っていた。






お風呂を済ませ、部屋に入る。

脱ぎ散らかした服を踏まないようにベッドに近づく。

記憶だと私はこの下に自分の服を入れていた。


ベッドの下に手を伸ばす。すると、おおよそ服とは思えないような焦げた布を見つけることができた。


やはりあの記憶は真実だったのだろう。

私が入浴中に考察した内容は、大体合っているのだろう。


それを確認したところで、私はベッドに入り意識を睡魔に任せた。

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