第二十四章
「ZZZ……ZZZ……」
かすかないびきが、ふわふわとした包みの中で上がったり下がったりする。
モーリガンはまず一瞬、はっとした──オネイリはもう眠ってしまったのか?
「そんなことないわよ」
その柔毛の塊はすぐに、笑いを含んだ返事を伝えてきた。声には一片の睡気もなく、はっきりとしている。
「あなたがそばにいるのに、どうして眠れるものですか? あなたの夢の外縁にあるあの『ミントの香り』の覚醒気配を感知するだけで、十分に私を……一種の愉しい警戒状態に保てるの」
彼女は一息つき、何かの味を反芻するかのように続けた。「まるで永夜の海面で、突然消えない灯台の光を見つけたみたいにね」
モーリガンは合点がいった。
彼女はそっとマントの端をめくった──ケーリスは彼女の膝の上で丸くなり、胸の白い星の渦が呼吸に合わせてゆっくりと明滅している。影で構成された体は柔らかく起伏し、薄膜のような翼状の副耳が時折かすかに震える。
オネイリは低く笑った。
何か柔らかい、思念が凝縮されたような感触がモーリガンの肩をかすめ、慎重にケーリスの冷たい背中をちょん、とつついた。
「本当にぐっすり……可愛いね」
彼女の声には、子どもじみた好奇心に近いものが透けていた。
「彼女のこと、覚えてる──彼女も私と同じく、ある種の『苦痛』を糧にしているんでしょ? 彼女は話せるの? それとも、感情を思念で伝えるだけ?」
「両方とも」モーリガンの指が無意識にケーリスの微かに冷たい輪郭をなぞった。
「簡単な文は理解できるし、断続的な思念で基本的な意思も表現できる。でも、たいていはただ感じているだけだ」
「それはいいわね」
オネイリの声は明るくなった。
「これが全部終わったら、彼女とゆっくり話したいな。影の生物についての古い夢うつつの言葉を、いくつか集めてるの──時間の流れの中で無数の紀元を漂ってきた記憶の断片よ」
モーリガンの動きが一瞬止まった。
「『彼女』って確信してるの?」
「ええ。私の種族が保存する古語の残巻に、これらもっと古い存在の区別について触れられていたの」
オネイリの口調は優しくなった。
「記録によれば、翼状の副耳を持ち、影の質地の中に銀白の星芒が流れるものを雌とし、普通の丸い耳を持ち、星芒の色合いが暗金色に偏るものを雄とする、と」
彼女は少し間を置き、光輪の回転速度が遅くなった。
「不思議でしょ? 私たち銀羊族──いや、多くの後世の種族の概念や呼称も、最初はこれらのもっと古い『隣人』たちから借りたものなんだもの」
モーリガンはうつむいて、ケーリスの細やかな構造を凝視した。
「私はずっと、ただ『ケーリス』と呼んできた」彼女は小声で言った。
「呼び名そのものは重要じゃない。彼女がどう呼ばれることを好むかが鍵なの」オネイリの口調は優しいが確信に満ちていた。「ちょうど私が『あなたに私をオネイリと呼んでほしい』のであって、『銀羊族』や『悪夢紡ぎ手』と呼ばれたくないのと同じ。名前は招待状であり、近づくことを許す許可……」
彼女の言葉が途切れると、モーリガンを包む柔毛が無意識に一瞬締まったようで、まるで優しいため息のようだった。
それは束縛というより、むしろある種の繋がりの存在感を確認しているかのようだ。
モーリガンは、周囲の微光の暖かさが少し深まったのを感じた。雲が一瞬だけ、唯一の星を包み込んだように。
突然、オネイリは話の流れを変え、声をわずかに沈めた。
「でも今は、私たち、この気持ちいい包みの中でもう少し長くいなければならないかもね」
「なぜ?」
「見て」
球体の表面に透明な波紋が広がった。
モーリガンが近づき、その柔らかな障壁を通して視界を向けた。
下方はヴィエンティス城第七区画の大通りだ。一列の隊伍が沈黙して行進している──二十名ほどの完全武装した審判廷衛兵隊が厳密な楔形陣を組み、中央の一人を完全に核として守護している。
それは全身を灰色の粗末なローブに包んだ女性だ。生地は分厚く粗雑で、顔は亜麻布を幾重にも巻かれて覆われている。ただ、一双の裸足だけが外に露わになっている。冷たい石板の上を踏みしめている。
まさにその裸足が、モーリガンの呼吸を無意識に止ませた。
女性が一歩踏み出すごとに、分厚い青石板にはっきりとした凹みが残る──その深さは、決して人間の体重だけで生み出せるものではない。
さらに不穏なことに、それらの足跡の周囲の空気は微細な、肉眼ではほとんど捉えられないさざ波を立てる。まるで空間そのものが、見えぬ重圧に耐えているかのようだ。
「あれが、ハリマンが言っていた『鑑定師』?」モーリガンの声は喉の奥に押し込められた。
「審判廷の『黙示の刃』、ヴィラニア」オネイリの声はとても低い。「彼女の『鑑定』は、決して単純な観察や分析じゃない……それは一種の『秤量』なの。存在の本質を秤にかけ、苦痛の純度を量る。彼女に『量られた』ものは、永遠に、ある種の『重さ』の刻印を残すことになる」
モーリガンは、自分を包む柔毛がわずかに締まるのを感じた。
「今下りたら、自分を彼女の天秤に差し出すのと同じだわ。私たちはしばらく、この空のどうでもいい一部にならなきゃ」
「どれくらい?」
「彼女が建物に入り、注意がそらされるまで」オネイリは間を置いた。「一度彼女の『重さ』で印を付けられたら、彼女の認知から完全に消えるのはもう難しい」
言葉が終わらないうちに、下方の女性が突然足を止めた。
衛兵隊全体がそれに従って静止し、突如として固められた彫刻のようだ。
ヴィラニアはゆっくりと頭を上げた──顔は完全に覆われているにもかかわらず、その視線は球体の偽装を、雲の遮蔽を貫き、まっすぐに彼女たちのいる方向を刺すように向けられた。
オネイリは瞬時に変化した。
球体は伸び、拡散し、高層の気流に自然に引きずられる薄い雲の一筋へと化し、空を慵懶と漂い過ぎた。
しかしモーリガンには感じられた──自分を包む柔毛が、極めて微細な湿気を滲み出させている。オネイリは緊張している。
時間は静寂の中を三秒流れた。
そして、ヴィラニアは再びうつむいた。
「ハリマンはどこにいる?」
彼女の声が下方から聞こえてくる。平穏で低く、起伏一つなく、まるで石臼が硬い麦粒をゆっくりと挽くようだ。
守衛長が一歩前に出た。「ハリマン様は囚人一名を『価値区』へお連れになってまだお戻りでございません。私が暫定的にお迎えいたします」
「構わない、職務に忠実なのは美徳だ」ヴィラニアの声は相変わらず波立たない。「では、あの『異常個体』を見せてもらおう。ハリマンの報告は言辞が乱れている。私自身で『量る』必要がある」
「畏まりました、ヴィラニア様」
──ヴィラニア。
モーリガンは心の中でこの名を繰り返した。
彼女はかつて父の書斎にある、端が巻き上がった黒革のノートの一ページで、ちらりとこの名を見たことがあった。記録は極めて簡略で、ただオーガスタスが暗赤色のインクで自筆した一行の注釈だけがあった。
「審判廷の『黙示の刃』。遇えば避けよ。直視するな。交渉するな。『量られ』るな」
父がわざわざ「避けよ」と記した存在。オネイリでさえも本能的に身を硬くする存在……そんな者の手からアマラートを連れ出すことなど、可能だろうか?
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監房の中の時間は粘っこく、ゆっくりと流れる。
アマラートは珍しく、一陣の眠気に襲われたことを感じた──これは普通じゃない。彼女はほとんど眠りを必要としないのだ。
しかしその瞬間、疲労が形のない潮のように押し寄せ、彼女は本当に壁際にもたれて、短い闇の中に沈み込んだ。
彼女はある種の「前兆」で目覚めた。
音が先に来たのではなく、一種の圧迫感──空気の密度が変化し、温度が微かに下がる。
それから、ようやく長廊下の端から足音が聞こえてきた。
ほとんどは甲冑の規則的なぶつかり合う音だが、その中に一つ、異なるリズムが混じっている。重く、穏やかで、鈍い。一歩一歩の間隔は振り子のように正確で、着地時の音が監房の空気全体を凝結させる。
「随分と大げさな歓迎だね」アマラートは声を立てずに口元を上げたが、目元にはある種の冷たい幽光が燃え上がった。
彼女の影は静かに後退し、墨が水に滴るように音もなく部屋の隅の最も深い影に溶け込んだ。
同時に、彼女は烙印の力を動員した──幻覚を作るためではなく、「存在を希釈する」ために。
紫蝶の烙印が微かに熱を帯びる。監房内の光と影は微妙に歪み、温度分布は均一になり、気配は拡散した。判断可能な手がかりはすべて曖昧で不確かなものになった。
観察窓がわずかに開けられた。
その視線が中を掃った。
アマラートの全身の神経が突然引き締まった──それは視覚的な「見る」ではない。
視線は冷たい水銀のようで、物理的な重さを伴い、壁、床、空気に滲み込み、最後は彼女が身を潜める影を包み込んだ。
彼女には感じられた──自分が「読まれている」と。
思想ではなく、もっと深層の何かを。
木質の木目を持つ心臓の一拍一拍の鼓動、烙印の中で蝶の羽が震える頻度、血の中に沈殿した笑い声と苦痛の比率……すべてが、見えぬ指先で一つ一つ撫でられ、秤にかけられているかのようだ。
その視線は、彼女の存在の下にある「根」さえもめくり、それらの接ぎ木、改造、強引な縫合の痕に触れた。
探究はない。分析もない。ただ全き、静寂の「知悉」だけがある。
滞在三秒間は、解析液にゆっくりと浸漬されているかのように、果てしなく長く感じられた。
そして、視線は引き抜かれた。観察窓が再び閉じられる。
「化物でもなければ、異常な精霊でもない」
ヴィラニアの声は平静だが、空気を一瞬にして清浄にした。
まるで彼女がたった今アマラートを「量った」だけでなく、ついでに部屋の中のすべての浮遊する疑問と雑音を拭い去り、この疑いようのない結論だけを、空白の判決書に押された印章のように残したかのようだ。
「彼女の存在性質は、むしろ……『接ぎ木の奇跡』に近い。苦痛を根とし、歓喜を脈動とし、蝶の羽を痕跡とし、人間の形態は偶然の表象に過ぎない。審判廷の収容基準は、このような個別事例には適用できない」
結論は確定し、余地はまったくなかった。
「あの、感情を取引する商人は、城内にいるか?」
「はい、おられます。今朝も西側市場にいらっしゃいました」
「彼女をあの男のところに送れ」ヴィラニアの口調には起伏がない。「これは、我々が彼の背後にいるあの『女神』の傾向を勝ち取るのに、助けとなるだろう。商人には、これが審判廷の『贈り物』であり、対価を支払う必要はないと伝えよ」
「はい」
足音が次第に遠ざかる。あの圧迫感は潮が引くように撤退していった。
影の中、アマラートはゆっくりと姿を現した。彼女は十数秒間静かに立ち尽くし、あの「量られた」感覚が完全に消えたことを確認した。
それから、ようやく手を上げて胸に当てた。衣料の下で、紫蝶の烙印が微かに熱を帯びている。永遠の歓喜を偽装とし、実は深く根付いた苦痛を持つその心が、胸腔の深くで鼓動している。
「『女神』……様?」彼女は小声でこの呼称を繰り返し、舌の上でその中にある荒唐無稽さと深い意味合いを味わった。
目元に暗い光が巡る。商人、女神、感情取引、審判廷の「贈り物」──これらの断片が彼女の頭の中で回転する。
彼女はモーリガンの掌の中のあの苦痛の硬貨を思い出した。商人の腰の皮袋を思い出した。ほとんど聞こえないほど軽い、あの呟きを思い出した。「また彼女に捧げられる……私の女神に」
アマラートの口元が、ゆっくりと、何の温度もない弧を描いた。
「そういうことか」彼女は誰もいない監房に向かって低く独り言を言った。「あの硬貨の源……あの祀られる『女神』……そして、私という『贈り物』の価値」
──一条の鮮明な、皮肉の気配を放つ道が、すでに目の前に広がっている。
彼女は言葉を終えなかった。
しかし影が彼女の足下に広がり、紫蝶の烙印の光芒が薄暗い監房の中で明滅する。まるで無言の冷笑のようだ。
そして遥か雲の上、柔毛と微光に包まれたモーリガンは、ふと理由もなく一陣の心悸を覚えた。
まるで、ある重大な歯車が、見えないところで、音もなく一目盛りだけ、ちょうど回ったかのように。
まさか、更新中にこんなに高い評価を目にするなんて!
皆さんの温かいお気持ちと応援、本当にありがとうございます。このような高評価にはただただ驚きました。
「生きているルール」の一つであるヴィラニアがいよいよ登場します。彼女が一体何をしようとしているのか、皆さんも楽しみにしていてくださいね。
これからも創作に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。




