『側近高橋 〜伊達にギャルはやってない☆独眼竜の血涙統一記〜』
【登場人物】
伊達政宗(1567〜1636)
奥州の独眼竜。若くして家督を継ぎ、戦国の美学を体現したカリスマ武将。
凛
伊達政宗のギャル娘。眼帯に憧れるファッションモンスター。「義眼って盛れる!?」が口癖。
側近・高橋
胃から政宗色の汁を吐く常駐型書記官。今日も派手に気絶寸前。
【第1章:独眼竜、眼帯ギャルを育てる】
政宗、生後すぐに天然痘で右目を失明。
凛(5歳)「パパ〜! うちも“アイパッチ女子”になって戦国バズりたい〜!」
政宗「お前に片目はまだ早い……高橋、片目の尊さを教えてやれ」
高橋「フゴッ……(尊さってなんですか……)」
→ 凛、「視界を半分にしても世界は盛れる」と謎理論で眼帯生活へ突入。
→ 幼少期から“伊達ファッション道場”を開き、奥州で局地的バズを巻き起こす。
【第2章:家督相続と地獄の親子ゲンカ(1584)】
政宗、18歳で家督を継ぐや否や、叔父と敵対。
母・義姫とも対立。
→ 凛「うちもママとケンカした〜い!てか、“義姫VSギャル”とか絶対映える!!」
→ 義姫、凛に対してだけめちゃくちゃ甘く、「凛ちゃんは違うのよ〜」と言いがち。
→ 高橋、板挟みで泣く。
高橋「フゴ……政宗公の実母とギャル娘が毎日バトるとか胃が死ぬ……」
【第3章:奥州統一戦争(1585〜1590)】
政宗、怒涛の侵攻で奥州を支配下に。
→ ただし、敵将の首を大量に取りすぎて秀吉から睨まれる。
凛「え〜、首とか無理〜! てか、もっとおしゃれに統一できんの?
“踊ってみた統一”とか、うち出るけど〜?」
→ 高橋、ついに奥州初のダンス統一戦イベントを企画(※完全創作)
→ 敵大名、「もうこの親子と関わりたくない」と降伏。
→ 実際、政宗は見事な政治手腕で多数の豪族を従えた。
【第4章:豊臣政権と“死に装束事件”】
1590年、小田原征伐。政宗、秀吉に遅参。
→ 許されるため、死を覚悟して白装束で出頭(※史実)
凛「え〜!? パパの死に装束、もっと盛れるやつがいい〜〜!
ピンク×金とかヤバくない!?」
→ 高橋、「フゴォオオ!!(派手に出頭して秀吉に逆に斬られるやつーー!!)」
→ だが政宗、堂々たる態度で逆に秀吉を魅了。命を救われる。
凛「やっぱパパって、戦国のインフルエンサーって感じ〜!」
【第5章:関ヶ原〜徳川政権下のサバイブ術】
1600年、関ヶ原の戦い。
政宗、様子見を決め込み、最後は徳川側に立って大名として生き残る。
凛「え〜、うちなら迷わず勝ち馬乗るけど? てかパパ、リアル戦国ステルスマーケティングじゃん!」
→ 高橋「フゴッ……(戦国で一番バランス感覚に優れてるの、ギャルかもしれん……)」
→ 江戸時代になり、政宗は仙台藩主として城下町を整備。
→ 洋風文化も取り入れ、西洋船“サン・ファン・バウティスタ号”を建造し、ローマに使節を送る(史実)
凛「世界に“ダテギャル”発信しよ☆」
→ 高橋、ついにヨーロッパで吐血
【最終章:晩年とギャルの決意】
1636年、政宗死去。享年70。
凛、政宗の墓前でこう語る。
「パパさ、戦もバズも、やりきったよね。
うち、これからは“平和に生きるギャル”として、戦国の終わりに光さすわ」
→ 後に凛が作った“伊達スピリチュアルギャル講座”は、
仙台藩士の嫁教育にも使われたとか使われてないとか。
【エピローグ】
高橋「伊達政宗公は、生き様が一大デザインでした。
その血を受け継いだ凛様もまた、盛ることに命を懸ける……真の“伊達者”でございました。
……私はもう、血ではなくラメを吐きそうです」
〜完〜