側近高橋 〜ミッドウェー☆ギャル空母大炎上伝説〜
【登場人物】
山本五十六:連合艦隊司令長官。冷静沈着な理論派だが、ギャル娘にはどうしても勝てない。
ギャル娘・山本マリナ(17歳):日米開戦も軽くいなすハイテンション・ギャル。口癖は「勝つしか〜!マジパナい☆」「戦艦よりエモでしょ?」
側近・高橋:五十六の忠臣。海戦どころかフェス準備に忙殺され、常に過労と吐血に悩まされる悲しき軍人。
【本編】
昭和17年(1942年)――
ミッドウェー攻略作戦が目前に迫る中、連合艦隊旗艦「大和」の艦橋が揺れる。
「高橋ぇぇぇぇッッ!!」
「な、なんでございましょう司令長官ッ!」
「マリナがまた……また作戦を改造しろと……!」
五十六は震える手で、娘からのメモを差し出した。
『正直、真珠湾はちょい地味だったんよね〜。
だからさ?次は、ミッドウェーを“海上ナイトフェス”にしよ?
テーマは“空母4隻同時爆破☆パリピ大炎上ナイト”でよろ!
あと、うち朝弱いから、奇襲とかマジ無理。陽が出てからでよろしく〜♪』
「グフォオアアアアアアア!!!!!」
高橋、血を吐いて海に倒れる。
「高橋……すまぬ……もはや史実もフェスも、そなたに託すしかないのだ……!」
【作戦開始!】
高橋は泣きながら準備を始めた。
各空母にLEDイルミネーションを装着
爆撃機にスモークとカラフルなスプレーを塗装
「大和」艦内にDJブースを設置
特攻ではなく「エモい爆破演出」に調整された作戦に変更
そして、戦開始は日が昇った午前10時、「ミッドウェー☆空母大炎上ナイト」が火蓋を切る!
「きたぞぉぉぉ!! これがマリナPresents——」
「ミッドウェー・フェスティバルッッッ!!」
爆音BGMが鳴り響く中、空母赤城・加賀・蒼龍・飛龍が次々と炎に包まれる。
「アツすぎ〜!! 大爆破、マジ映え〜!!」
米軍パイロット「な、なんだこの狂った戦場は!? でも……ちょっと楽しそう!?」
五十六、遠くから叫ぶ。
「これぞ我が娘のセンスよ!!!」
【戦、終わる】
日本、歴史的敗北。
だがその舞台裏には、一人のギャルと、それに付き合わされた側近の姿があった。
【エピローグ】
「マリナ……これで、満足か……?」
「え〜?あの爆破と夜空、マジ感動じゃん? てか次は“レイテ☆ダンスオブ戦艦”やろ? 高橋、よろしくぅ〜!」
「グエアアアアアア!!!!(吐血)」
〜完〜




