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側近タカハシ  作者: こんてな
39/40

側近高橋 〜ミッドウェー☆ギャル空母大炎上伝説〜

【登場人物】




山本五十六:連合艦隊司令長官。冷静沈着な理論派だが、ギャル娘にはどうしても勝てない。

ギャル娘・山本マリナ(17歳):日米開戦も軽くいなすハイテンション・ギャル。口癖は「勝つしか〜!マジパナい☆」「戦艦よりエモでしょ?」

側近・高橋:五十六の忠臣。海戦どころかフェス準備に忙殺され、常に過労と吐血に悩まされる悲しき軍人。









【本編】




昭和17年(1942年)――


ミッドウェー攻略作戦が目前に迫る中、連合艦隊旗艦「大和」の艦橋が揺れる。




「高橋ぇぇぇぇッッ!!」




「な、なんでございましょう司令長官ッ!」




「マリナがまた……また作戦を改造しろと……!」




五十六は震える手で、娘からのメモを差し出した。








『正直、真珠湾はちょい地味だったんよね〜。




だからさ?次は、ミッドウェーを“海上ナイトフェス”にしよ?




テーマは“空母4隻同時爆破☆パリピ大炎上ナイト”でよろ!




あと、うち朝弱いから、奇襲とかマジ無理。陽が出てからでよろしく〜♪』








「グフォオアアアアアアア!!!!!」


高橋、血を吐いて海に倒れる。




「高橋……すまぬ……もはや史実もフェスも、そなたに託すしかないのだ……!」








【作戦開始!】




高橋は泣きながら準備を始めた。




各空母にLEDイルミネーションを装着

爆撃機にスモークとカラフルなスプレーを塗装

「大和」艦内にDJブースを設置

特攻ではなく「エモい爆破演出」に調整された作戦に変更





そして、戦開始は日が昇った午前10時、「ミッドウェー☆空母大炎上ナイト」が火蓋を切る!








「きたぞぉぉぉ!! これがマリナPresents——」




「ミッドウェー・フェスティバルッッッ!!」




爆音BGMが鳴り響く中、空母赤城・加賀・蒼龍・飛龍が次々と炎に包まれる。




「アツすぎ〜!! 大爆破、マジ映え〜!!」








米軍パイロット「な、なんだこの狂った戦場は!? でも……ちょっと楽しそう!?」




五十六、遠くから叫ぶ。




「これぞ我が娘のセンスよ!!!」








【戦、終わる】




日本、歴史的敗北。




だがその舞台裏には、一人のギャルと、それに付き合わされた側近の姿があった。








【エピローグ】




「マリナ……これで、満足か……?」




「え〜?あの爆破と夜空、マジ感動じゃん? てか次は“レイテ☆ダンスオブ戦艦”やろ? 高橋、よろしくぅ〜!」




「グエアアアアアア!!!!(吐血)」








〜完〜

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