『側近高橋 〜ギャル、恋と画風を盛る〜』
【登場人物】
パブロ・ピカソ(1881〜1973)
スペイン出身の画家。青の時代、バラ色の時代、キュビズムなど次々と画風を変え、美術史に革命を起こした伝説的人物。
ピコ(通称:色彩盛りギャル)
ピカソの娘(設定)。「ウチ、失恋したら画風変わる系女子☆」と豪語。
基本的に恋愛の失敗をキャンバスにぶつけるが、時々キャンバスにチョコをぶつける。意味不明。
側近・高橋
パレットと応急処置セットを常備する男。もはや彼の血液もアクリル絵具。
【第1章:ギャル、青の時代に共鳴しすぎる】
ピカソ「失恋と友の死が、私を青の世界に導いた……」
ピコ「ウチもね、推しが他の子と歩いてるの見て、マジでブルーな気持ちになった☆」
→ 高橋「お前の“青の時代”、2時間で終わったろうが!!」
→ゲボオォォ!(心に絵の具爆発)
→ピカソ、『青の時代』の代表作『人生』など発表(史実)
→ピコ、「でもウチ、ネイルは常にピンク☆」→ 高橋「統一感!!」
【第2章:ギャル、キュビズムに恋の断面図を描く】
ピカソ「物をさまざまな視点で再構築する、それがキュビズムだ」
ピコ「ウチの恋もさ、表面だけじゃわかんないの。断面、爆エモ☆」
→ 高橋「お前の恋、切ってもドロしか出てこねええええ!!」
→ブシュアア(飛び散る感情と血液)
→ピカソ、キュビズムをジョルジュ・ブラックと発展させる(史実)
→ピコ、「ウチの彼氏も、角度変えたらマジ神☆」→ 高橋「角度詐欺だろそれ!!」
【第3章:ギャル、『ゲルニカ』にラブ落書き】
ピカソ、『ゲルニカ』を描く。スペイン内戦の悲劇を叫ぶモノクロの巨作。
ピコ「これさ、ちょっと暗すぎない?ウチのハートつけたら映えそ☆」
→ 高橋「戦争画にピンクのハート入れんなぁぁぁああ!!!」
→ブシャァァ!!(真っ赤な吐血でモノクロが台無し)
→ピカソ、「これは政治的叫びだ」
→ピコ、「じゃあウチの叫びも描いていい?“推しに既読スルーされました”って☆」→高橋「それテロだわ!!」
【最終章:ギャル、遺言をカラフルに改ざん】
ピカソ、晩年も創作を続け、91歳で他界(史実)
ピコ「パパの遺作、ウチがデコって“伝説☆”って書いといた☆」
→ 高橋「やめろぉおお! 遺作にプリクラ文化持ち込むなぁぁぁ!!」
→ゲフゥゥ(作品より早く燃え尽きる命)
【エピローグ】
「ウチの人生、パレットに恋と情熱しかない☆」
——ピコ(色彩盛りギャル)
「俺の人生、だいたい赤。しかも自前の血色……」
——側近・高橋(人体から出る三原色)
完




