表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
側近タカハシ  作者: こんてな
31/40

『側近高橋 〜ギャル、恋と劇を盛る〜』

【登場人物】






ウィリアム・シェイクスピア(1564〜1616)

 イギリスの劇作家・詩人。「ロミオとジュリエット」「ハムレット」など数々の名作を生んだ文芸界の神様。

ビアンカ(通称:舞台盛りギャル)

 シェイクスピアの娘(設定)。「悲劇より恋愛コメディが正義☆」と公言。

 恋愛のセリフにはマジで口出ししてくる。ウチの恋の方がエモい、と本気で思っている。

側近・高橋

 劇団運営、脚本校閲、ギャルの機嫌取り、すべてをこなす英国の地獄係。

 毎夜、ペン先とともに血が滲む。











【第1章:ギャル、ロミジュリを“盛り直し”する】






ビアンカ「ねーパパ、ロミオとジュリエットの最後、映えなさすぎじゃない?」


シェイクスピア「悲劇とは、命をかけて愛を語るものだ」


ビアンカ「じゃあウチ、命かけるから“復活エンド”にして☆」


→ 高橋「悲劇をゾンビ恋愛で台無しにすんなァァァ!!」


→ゲボォォ!(心がバルコニーから落下)




→ロミジュリ、初演でロンドンに衝撃(史実)


→ビアンカ、「てかマジで、最後インスタライブで別れ告げるべきだった☆」










【第2章:ギャル、ハムレットを恋愛ドラマに変える】






ビアンカ「ウチ、“To be or not to be”より“付き合う or 友達?”の方が重くない?」


→ 高橋「哲学に恋愛フィルターかけるなァァァ!!」


→ズバアア!(血がシェイクスピアのペン先に混ざる)




→シェイクスピア、『ハムレット』執筆(史実)


→ビアンカ、王子の復讐劇を「メンヘラ彼氏ムーブ☆」と解釈して修羅場アレンジ










【第3章:ギャル、舞台にガチ出演する】






ビアンカ「パパの劇にウチ出たい!しかもヒロイン以外お断り☆」


シェイクスピア「だが当時の舞台では女性役も男性が演じる決まりだ」


ビアンカ「じゃあウチ、男装して出て“バズるヒロイン”って設定でいく☆」


→ 高橋「設定の上に設定乗せるなああああああ!!」


→ブシュッ!(照明より先に高橋が光を失う)




→シェイクスピア、男装の女が登場する『お気に召すまま』執筆(史実)


→ビアンカ、「ウチの男装、盛れてたからセーフ☆」










【最終章:ギャル、パパの遺言にセリフを足す】






シェイクスピア、晩年に遺言を書く


ビアンカ「パパさぁ、『人生は舞台、我ら皆役者なり』って言ってたけど……」


「ウチ的には“恋しないやつ、モブ☆”って書いといていい?」


→ 高橋「やめろ……おまえのその言葉、次世代の英語教材に載るぞ……」


→ゲフゥゥ(血文字で “Fin.”)










【エピローグ】






「恋は全部、脚本より本番☆ ウチの人生、常に初日☆」


——ビアンカ(舞台盛りギャル)




「俺の役、ずっと血を吐く門番だったな……」


——側近・高橋(客席から担架で退場)










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ