『側近高橋 〜ギャル、エジプトに恋を盛る〜』
【登場人物】
クレオパトラ7世(紀元前69〜30)
古代エジプト最後の女王。美貌と知性でローマの大物たちを骨抜きにした恋愛と外交のカリスマ。
ガチでギリシア語もエジプト語も操れるハイスペ女帝。
ナイラ(通称:砂漠ギャル)
クレオパトラの娘(設定)。「ピラミッドは背景、恋愛は演出☆」が信条。
ローマ男子(カエサル、アントニウス)を取り合う母の姿を“リア恋バトル”と呼んで燃えている。
側近・高橋
ファラオの血統書からTikTokの撮影許可申請までこなす地獄のエジプト官僚。
日干しされたパピルスより乾いた目で、毎日胃から血を吐いている。
【第1章:ギャル、カエサルに推し変する】
ナイラ「ママさ〜、カエサルと仲良いんでしょ? ウチもちょっと話してみた〜い☆」
クレオパトラ「彼はローマの将軍。軽く扱えば戦争になる」
ナイラ「逆に盛れれば外交もいけるって☆」
→ 高橋「外交を“盛り”で語るなァァァア!」
→ゲフッ!(出血砂嵐)
→クレオパトラ、カエサルに絨毯に巻かれて会いに行く(史実)
→ナイラ、カエサルに香水と濃い目のアイシャドウで突撃(非史実)
→高橋、ローマとエジプトの間で精神バベルの塔状態
【第2章:ギャル、アントニウスにガチ恋】
ナイラ「ねぇママ、次の彼氏ってさ、アントニウスって人?」
クレオパトラ「そう。彼との関係でエジプトは……」
ナイラ「無理。あの腕の筋肉、恋しちゃう☆」
→高橋「母娘で同じ男にアタック!? これ歴史じゃなくて恋愛バトルアニメ!!」
→ゲバッ!(血)
→クレオパトラ&アントニウス、熱愛(史実)
→ナイラ、「ウチも彼の部屋の香炉になりたい☆」などと詩的発言開始(重症)
【第3章:ギャル、ローマと恋の三角関係を演出】
ナイラ「ウチさ、ローマの若手議員とも連絡とってんだよね〜」
高橋「待て、どこ経由だそのルート!?外交ルートで出会い厨するなァァァア!」
→ドフゥゥ!(吐血が文字化け)
→ローマ、クレオパトラとの関係を疑い、アントニウスとの対立激化(史実)
→ナイラ、「えっ、ウチが話題になってる? つまり今、世界がウチ中心じゃん☆」
→高橋、自己中心地動説により内臓の惑星が崩壊
【最終章:ギャル、アスプ(毒蛇)と向き合う】
→ アントニウス戦死、ローマ軍迫る
→ クレオパトラ、アスプに自らを噛ませて自害(史実)
→ ナイラ「ママって最後まで伝説すぎ……ウチも毒蛇とか……」
→ 高橋「やめろォォォ!!ギャルは生きろォォ!!!」
→ナイラ、「じゃあウチ、インスタで“遺言ライブ配信”だけやっておく☆」
→ 高橋、クレオパトラの遺体のそばで全身から出血しながら呟く:
「女王の恋とギャルの自撮りが、歴史を動かしたんだ……」
→ゲフ……(エンドロールが赤黒い)
【エピローグ】
「ウチの人生、ピラミッドより盛れてたら、それで勝ち☆」
——ナイラ(砂漠ギャル)
「俺、ミイラになる頃には血じゃなくて砂が出ると思う……」
——側近・高橋
完




