『側近高橋 〜ギャル、歓喜に叫ぶ〜』
【登場人物】
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)
ドイツの作曲家。耳が聞こえなくなっても作曲を続け、歴史に残る名曲を生んだ。
気難しいけど情熱の塊。「芸術は爆発」とは言ってないが、言ってそう。
ヴィヴィ(通称:歓喜ギャル)
ベートーヴェンの娘(設定)。クラシックをEDM化したい系ギャル。
「音が静かだと盛れなくな〜い☆」が持論。
側近・高橋
ウィーンに召喚された和楽器担当(無理すぎる)。五線譜と戦う日々。
耳の訓練でついに幻聴が聞こえ始めている。
【第1章:ギャル、地味な曲にキレる】
ヴィヴィ「パパ〜、この曲さ〜、美しいけどバイブス弱くな〜い?
もっとドッカーン☆って“歓喜ィィィ!!”ってやってこ☆」
ベートーヴェン「……高橋、紙とペンを」
高橋「フゴォオオオ!その一言で交響曲第九番が爆誕するのかよォォ!」
→ ベートーヴェン、交響曲第九番『歓喜の歌』を作曲(史実)
→ スコアに「もっとガン上がりで」とギャル注釈が入る(非史実)
→ 高橋、コーラス隊200人の準備で過労死寸前
【第2章:ギャル、失聴をガン無視】
ヴィヴィ「パパ、また無視してんの?うちの新しいラップパート聞いて〜☆」
高橋「お嬢様、失礼ながらパパはもう耳が……」
ヴィヴィ「ん?聞こえてなくても、心でノるってことじゃん?」
→ ベートーヴェン、娘のノリに勇気づけられ、完全失聴後も作曲を続ける(史実)
→ 高橋、「これもう音楽じゃなくて親子愛の奇跡だよぉぉぉ!」
【第3章:第九、爆誕。そしてバイブスが世界へ】
→ 1824年、交響曲第九番 初演(史実)
→ 会場大爆発。観客総立ち。歓喜。ギャル、乱舞。
→ ベートーヴェン、拍手に気づかず背を向けたまま(史実)
→ ステージに走り寄って、ヴィヴィが父をくるっと回して拍手を見せる(非史実)
→ 高橋、「今、世界が“愛”に震えた……」
【最終章:ギャル、クラシックに革命を起こす】
ヴィヴィ「クラシックって“かしこまってる音楽”じゃなくて、
“魂で叫ぶヤツ”じゃん☆」
→ 学者たち、言葉を失う
→ ベートーヴェン「ヴィヴィ……お前のおかげで、私は最後まで音楽を作れた」
→ 高橋「(ぐすっ)お、お嬢様、次は何を……」
→ ヴィヴィ「え?次?ウチ、オペラでEDM入れたくな〜い?」
→ 高橋「ギャァァアアア!!バイロイト炎上案件〜〜!!」
【エピローグ】
“歓喜”とは、音ではなく心が奏でるもの。
その響きは、ギャルのバイブスによって――歴史を変えた。
「クラシックとか関係なくて、
ウチがテンアゲになれば、それが“音楽”じゃん☆」
——ヴィヴィ(歓喜ギャル)
→ 側近高橋の最後の言葉:
「譜面に載っていない一音が、あの父娘には確かに聞こえていた。
それを“愛”と呼ぶのか、“バイブス”と呼ぶのか……。
とりあえず俺は、しばらく耳栓をしたい」
——側近・高橋
完




