『側近高橋 〜島原ギャル崩れ〜』
【登場人物】
天草四郎(1621〜1638)
キリシタン一揆の指導者。美少年。信仰と革命の象徴。※本当に17歳で軍を束ねていた。
しらら(通称:シロギャル)
四郎の妹(という設定)。十字架ピアスと純白フリルを身にまとい、「神ってマジ映え〜」と騒ぐ信心深いギャル。
側近・高橋
カトリック神学と女子高生用語の両方を理解する数少ない男。胃は限界。信仰はどこかへ。
【第1章:ギャル、神に出会う】
1637年、島原・天草で重税と迫害に苦しむキリシタンたち。
その中から、救世主のように現れたのが、若き天草四郎。
しらら「うちの兄ちゃん、マジで神の子だから!ガチ降臨系男子!」
四郎「神の声を聞いた。私は導かれるままに立つ」
高橋「フゴ……その“神の声”、ギャルの寝言じゃないよね?」
→ シロギャル、「マリア像にプリクラ貼っておいた☆」
→ 高橋、泣きながら剥がす。「宗教とプリ機を一緒にするな!!」
【第2章:ギャル、城に立つ】
一揆勢、原城に立てこもる(史実)
→ しらら「原城、めっちゃ映えるじゃん!これ“十字架フェス”にしようよ!」
→ 高橋、籠城準備そっちのけでペンライトとラメの在庫チェックをさせられる。
→ 四郎、祈りの最中に
「シロ……そろそろ真面目に戦の話を……」
しらら「兄ちゃん、戦よりフォロワーでしょ?インスタの伸び方、神ってるんだよ?」
→ 高橋「フゴアアアア!!この子、17歳の兄をカリスマインフルエンサー化してるぅぅぅ!!」
【第3章:幕府軍、押し寄せる】
原城に12万の幕府軍が包囲(史実)
→ しらら「え〜!?あんな数の武士たち、
うちらの“神センス”で一発落とそ?」
→ 高橋、竹槍にキラキラリボンをつけるよう命じられる。
→ 「神に愛された武器(byギャル)」爆誕。
→ 実際、籠城は粘りに粘る。だが食料も底をつき始める……
→ 四郎「神は……我らを見放したかもしれない……」
→ しらら「え、神見てるって。うちらの投稿、天界でトレンド入ってるから☆」
【第4章:落城、そして——】
1638年、原城、陥落。四郎討たれる。
(史実)
→ 高橋、四郎の亡骸を隠すよう命じられる。
→ しらら、髪を切り、十字架を抱えて逃亡。
→ 最後の投稿は「#奇跡は映えとともに」だった。
→ 高橋、「フゴ……神よ……せめて胃薬をください……」
【エピローグ】
時は流れ、現代の長崎。
ある古い教会の裏手に、落書きのような祈りが刻まれていた。
「ギャルの信仰は神を越える。側近の胃は限界を越える。」
——側近・高橋
完




