このヒロイン、実はたまに呪いでcv源田哲〇やcv大塚明〇の筋肉になります。
洋画で『沈黙の…』とタイトルを見かけると反射的にテレビを付ける者です。
実はター三ネーターはあまり見た事がありません。ただ、おもしろそうなので見たい。
まとめられそうにないので粗筋だけ。
ヒロインは呪われた子どもとして教会に預けられた子ども。実はそこの神父はクソの方が肥料になる分マシだと思う程のクソ以下神父で、教会は親の居ない子どもを集めて足の付かない鉄砲玉人材を集めておく為の倉庫として運営していた。
うっかりその事を知ったヒロインは売り飛ばされそうになり、逃走。危うく殺されそうになった所で呪われた子どもの本質が発揮され、か弱いヒロインが『アイルビーバックするロボみたいな筋肉』や『テロリストを料理するコックみたいな筋肉』に変身。大胸筋や上腕二頭筋や腹筋をポロリさせてサービスシーン連発して筋肉乱舞してめでたしめでたし。以上!尺が足りなければヒロインをコック見習いにしてテロリストに襲わせたりドラゴンやロボに襲わせればいい。
要は作者の洋画趣味を『実はこのヒロイン』に問答無用で投入した作品。一発限り。あるいは素面で書いた酔った勢いの黒歴史。
《以下本編の書き出し》
「お願い、ボールス。貴方だけでもここから逃げて!」
「やだ…やだよ。リリス姉ちゃんも一緒に逃げて!」
檻の中、姉弟の様な二人が騒いでいる。
周囲の檻にはゴブリン、オーク、小さなドラゴン、3m超の熊、人間を一飲みに出来る蛇がいる。お陰でボールスとリリスの二人の企みが近くに居る人間の耳に届く事はない。
ここは山間の小さな村、名前をコノ村と言います。
今日も、この村に朝が来ました。
「カミラのおば様、お早う御座います!」
荷車を引いて行く先はカミラのおば様の家。今日もおば様は早起きをして私を家の前で待っていてくれました。
「リリスちゃん、今朝も精が出るねぇ。」
この村には週に一度、村の外から物資が届きます。
野菜、干したお肉、薬草や特殊な物まで届くのですが、村は家同士ががかなり離れているので、運んでくれる方は一苦労。それを見かねた神父様が教会で一括で受け取り、私達シスターが運ぶという方式を現在は取っています。
「野菜一カゴに、干し肉一塊。あとはチーズにリンゴが二つですね。」
荷車からリストを取り出して渡すものを確認。そしておば様の家へと運んでいきます。
「いつも有難うね。」
「いいえ、私はお世話になっている身ですので……」
私はこの村唯一の教会に所属するリリス。ただのリリスです。名字はありません。
ボールスも、シーニャも、ライムも、タリスも、ガルリアも、皆私と一緒。名字はありません。
小さな村の外れの教会。本来なら二人はそこで他のシスターや親の居ない子ども達と質素な食事を取っていた筈だった。
しかし、ボールスが面白半分で教会の神父の部屋に忍び込み、とある日記を盗んでしまった。
そして、聡明なリリスは字が読めたせいで神父の正体が10年前に暴れていた盗賊団の頭目だと解ってしまった。同時に、自分達が足の付かない人材として育てられているという事も。
悪役令嬢ミリシラのまま悪役令嬢作品を連載しているのでこれはここでお仕舞いです。
余程の間違いでも起こらない限り続きは今のところ無しです。ごめんなさい。