始まりの街スタット編3 街への旅路
ぼく達はまだ見えぬ行方不明のぬいぐるみの探索とついでにこの世界を救ってくれと女神さんに頼まれたので救おうと思う。それにぼくが世界を救うにも各地に散ったぬいぐるみを拾っていくのが必須事項なのだそうだ。
まあぼくはぬいぐるみが見つかりさえすればいいんだけどね
……さてと、今ぼく達は森を抜けている。この森を抜けると始まりの街と呼ばれる場所。そこには冒険者として旅に出る者の出発点とされるギルドの一つがあるらしい
「よし、一旦ここで休憩でもしようかみんな」
ちょうど良い感じの茂みを見つけたぼくはみんなに声をかけて、休憩する。
「キィ、お腹すいた…ソラ、なにかちょうだい」
モリンはお腹すいて元気がない様子だ。ぼくは家で作っておいたサンドイッチをみんなに配る。このサンドイッチはなぜか使える冷蔵庫に残っていた食料を使用した物だ。あとモリンを仲間にした事で新たなスキル『家収出』を手に入れた。このスキルは自分の家に保管している様々な道具等を取り出す事ができる能力だ。
これと『道具収納」を併用すれば大分便利だと思う。
「ところで、ぼくはいつまでこの服なの」
ぼくは自分の身体を指差す。そう、ぼくは今露出が多い踊り子の服を着ている。
「それはできません、どうもその衣装はぬいぐるみ巫女としての正装ですので、上に重ねて着る事自体は出来ますが、その衣装以外を着ても強制的にその踊り子ではなくぬいぐるみ巫女の衣装になります」
とジョーンズが言う一体この服のどこが正装なんだ……
「キィ、これは単純に女神の趣味とかそういう奴だと思う」
なるほど、あの手紙の女神ならやりかねないとぼくはモリンの言葉から納得した。
「ところでソラ、今私達はどこにいるんだ?」
ユメハちゃんはそう言った。確か、ジョーンズがこういう時に『鮫探知』を使えって言ってた様なそう思いながらスキルを使うと自分の現在地と周辺の地図が某g社の地図アプリの様にでてくる。こんな能力旅の初めに手に入れてしまってよかったのかな?でも迷わなくて済むならいいのかな?そんな事を思いながら地図を確認したすると、
「もうすぐ街に着く辺りらしいよユメハちゃん」
「ようやく街か、街には何があるんだろうな、私ワクワクしてきた」
すっかりユメハちゃんはこの状況を楽しんでいた。まあ、ぼくも自分のぬいぐるみ達が喋って動くのを見て興奮中ではあるから人の事言えないけど……
「それじゃ、すっかり休んだら街に行こう!街の名前とかはこのアプ……じゃなくてスキルじゃわからないからどんな名前か楽しみだな」
「ボクもモフ!!」
こうしてぼく達はまだ名前も知らない街へと向かうのだった
グー○ルマップって便利ですよね




