始まりの街スタット編2 隠密!?かわいい潜伏者
皆さんはコウモリ好きですか?
ぼく達はまだ行方知らずのぬいぐるみ等を求めて今、この家をでて冒険の一歩を………ガシャンッ!!
家から出ようとした瞬間、どこかから大きな物音がした気がする……
「な、なんだ!?まさか侵入者か!?」
「いや大丈夫ですぞ、ワタクシのスキルによると……「私のソラに危害を加えようとするモノは許さない!!」……ユメハ殿!?」
「そうモフね、オマエにしてはいい事言うモフな♪では……」
「あぁ!!」
「「いざ、ソラの敵を成敗する(モフ)!!」」
ユメハとロウカはとてつもないスピードで音の鳴った方へ飛んでいった
「………行ってしまわれました。でもワタクシのスキルにはグルミンと出ているんですよね」
「なるほど………っ!?てことは、ぼくのぬいぐるみが危ない!!」
「「どこじゃぁああ!!どこに隠れている(モフ)!!」
「二人とも落ち着いて!!多分隠れているのはぼくの友達だよ!!あと、隠れてるのはここじゃないかな?」
ぼくはそう言いながらクローゼットを開けるそう言えばこの世界に来てから一度も開けてなかった事に気づいたからだ。
そしてそこにはビクビクと怯えている動くコウモリのぬいぐるみがいた。間違いないモリンだ。コウモリのモリンだ。
「もう大丈夫だよ♪モリン。ぼくだよ」
「キィ?ソラ?ソラ!」ぎゅっ
「よしよし、もう大丈夫だからね」
「ソラ、どこにいたの?モリン、怖かった。だからモリン隠れてた。でもソラ見つけてくれた♪キヒヒww」
そう言ってまるでモリンはお母さんに甘える様にソラに抱きつく、ソラもそれに答える様に優しい顔でわらいかける。その姿はまるで迷子になった娘とそれを宥める母親のようだった
「もう、こんな可愛い子をいじめて!!ユメハちゃんとロウカには罰としてお昼ご飯みんなより少なくするからね」
「そ、そんな!!許して欲しいモフ!!ソラの手料理に楽しみにしてたのにそりゃないモフ!!」
「ソラ、私が悪かった!!だからどうかそれだけは勘弁してくれ!!」
ロウカとユメハちゃんは激しく謝罪を述べる
「さて、そろそろ行こっかみんな」
「「オー!!」」
ついにぼく達の冒険が始まる。ちなみにモリンともしっかりと契約は完了している。
「ところでぼく達の家はどうなるの?」
「それは大丈夫です。ワタクシ達が留守にする間この家は女神殿によって絶対干渉不能となっていますので」
なるほど、それなら世界も女神さんが救えばいいのにとぼくは思った
774です。ようやく旅に出ます。




