間話 女神様の話
『お久しぶりですね。ソラさんにユメハさん。私です、女神ヤワラカです』
そう言って女神様の声が聞こえてきた。どうしてだろう?まだスキルとか使ってないのに
『暇だったので、お話ししに来ました♪』
「そうだったんですね、じゃあ何についてお話ししますか?」
「私達は暇じゃないんだ、さっさと要件を話すんだな」
『そうですね、実はソラさん達にとっておきのスキルをご用意したのお渡ししようと思いまして……今から送りますね』
そう言って女神様はぼく達に何かを授け
前々から思ってたけど、この女神様は上京中の子供に仕送りするオカンみたいだと思った。まぁ、転生させたのは女神様だからある意味お母さんなのかな?
スキル『家召喚』を取得しました。
ぼくがくだらない事を考えていてたらいつのまにか女神様からスキルをもらっていた。
『このスキルは遠く離れた地点での貴方方の家を出現させそこを新たな拠点にできます。まぁ、早い話セーブ地点と寝床が作れるみたいな感じですね。』
「なるほど、つまりこれがあれば新しい場所でも宿屋いらずですね」
「ありがとう女神。助かったぞ」
「もう、ユメハちゃん!!ありがとうございますでしょ」
「そうだな、ありがとうございます。女神様」
『いえいえ、私は貴女達を転生した事に後ろめたさを感じているんです……なので少しでも旅を早く終わらせられるように冒険の節目節目に役立つスキル等をあげようと思ってだけですので』
以外と女神様も考えているだと分かった。この手の女神とかは大抵ラスボスとか嫌な奴とかおもしろ半分なのが多いとぼくは図書館のラノベで読んだから心配だったんだよね
『まぁ、私は可愛い女の子が好きな貴女達を選んだのですからそう簡単に魔獣達に殺されてたまるかってのもありますけどね。うふふ』
訂正、やっぱ神はどの世界でも適当だった。
『それじゃまたお話しましょうね。偶にはソラさん達から話しかけてくれると私嬉しいです。ではっ』
女神様からの念話が途切れた




