始まりの街スタット編27 ぼく的もふもふ生活2
「よぉ、ソラの嬢ちゃん達。聞いたぜまさかギルマスや闘牛と呼ばれるあのミノンさん達と互角にやり合ったてな」
イカッツさんがそう言ってぼく達の前に現れる。
「おはようございます、イカッツさん」
「おぅ、二人とも元気そうで何よりだ。所で嬢ちゃん達は今日の予定は決まってるか?なければ、パーティ組んでクエスト受けてみないか。いきなりBランクになってもまだまだ初心者でわからない事が多いだろうし」
「だったら、ぜひお願いします」
「そうだな、私達はここの事をよく知らないからな」
「オッケー、任せてときな!」
そう言ってイカッツさんはぼく達をクエストボードの場所に案内する。
本当にゲームみたいな世界だなと、改めて思っているとイカッツさんが
「ここにたくさん依頼書が張り出されていると思うが、E、Dが付いているのは誰でも受けれるクエストでCになると少し命の危険が生じてくるのでD以上の冒険者ランクが必要になる、そのあともBはC以上、AはB以上と行った感じに上がっていく。ちなみに自分の冒険者ランクより上のランクのクエストBランクで言えばAランクのクエストを3回無事に達成できるとランクが昇格する。ただし、上位ランククエストで重傷を負った冒険者はランクを一つ降格する事になる」
「なるほど……所でSランクはどうなんですか?」
「Sランクは少々特殊で緊急クエストとかで厄災級と言われる街一つ壊しかねない化け物を退治したものもしくはそれと同等の人間と勝利しないといけないんだ。オレは前者だがな」
そう考えるとイカッツさんは実は凄い人だったんだと思う。ただ、強面でシャイなせいで色んな人を怖がらせてしまっているけども……
「それじゃあ、何のクエストを受けます?」
「オレがいるから安心してAランククエストを選んでもいいぞ。何かあったら守ってやるよ」
「なら、私はこれを受けたい!!」
そう言ってユメハちゃんが持ってきた依頼書は凶悪な魔獣の討伐だった
「やはり、冒険者になったからにはこう言った巨大な敵と戦いたい!!」
「イカッツさん、大丈夫そうですか?」
「あぁ、できる限りオレが嬢ちゃん達を守る」
そう言ってぼく達はAランクの巨大怪物討伐クエストをうけるのだった。




